なぜ新入社員時代の私が飲み会を憎んだか -年齢差別とその考察と私怨
◾️はじめに
4月に18〜22歳くらいの若者が社会の門戸を開いた。
某大型掲示板では新入社員をネタに、いびるような内容のネタや話題が毎日のように投稿されるようになる。
ツイッターのトレンドを見ても、「新入社員 辞めた」「新入社員 来ない」と言ったワードがランキングに挙がるのを見た方も多いだろう。
社会的にも、会社の内部でも、そしてインターネットのネタ的にも新社会人は注目の的だ。
新入社員研修等で人事が主体になって教育されている間は、まだ半分くらいはお客様的対応で接してくれるかもしれない。(既にキビシイと感じていてもまだ手加減されている。)
人事は(会社の規模等によるが)近年のパワハラやセクハラ等の各種ハラスメントの防止の啓発を行っていることもあり、新入社員の扱いには細心の注意を払っている。
(この時点でハラスメント紛いの扱いを受けている場合は身の振り方を考えてはいかがだろうか。)
◾️ただの私怨
実際に現場に配属されてからが新社会人の真のカルチャーショックの始まりだ。
自分で仕事を探す。暇なときは規程や手順書等を読み込む。報告、連絡、相談は徹底する。わからないことは聞く。
いずれも新人研修で教育されることで、これに疑問を抱く新入社員は恐らくいないと信じたい。
学生時代とは異なり、答えのない業務に従事することに戸惑う方もいるかもしれないが、正直言って業務のことなんて今はできないのは当然で(もちろん身につける努力はするが)、仕事面に関しては案外割り切れているものではないかと考える。
私が業務よりよっぽど億劫で腹立たしいのは、先輩や上司であったり、飲み会等のでの扱いであった。
より具体的に言えば年功序列的な扱いだ。
「一番若いから。」
「新入社員だからやって当たり前だろう。」
シュレッダーをかけろ。書類の整理をしろ。業務時間に限っては、まだこなせる業務が少ないこともあり、業務知識習得の一環として受け入れることができる。
しかし、「飲み会の幹事をしろ」「皆の分の注文を取り、皿に取り分けろ。」業務時間外の、更に言えば給料も出ない時間に、健常者の介護に回る。しかも勉強代(ハラスメント代)¥3,000取られる。
自分の鍋をとれば「他の人にいるかどうか聞けよ!」と言われ、さらにはグラスの中身の監視を命じられ、「グラス空ですけど何か飲みますか!?」とハキハキと声をかけることを求められた。
私は虚を突かれた思いがした。ビールの中に尿を混ぜてやりたかった。
◾️反論
そもそも取り分けなんてせずに取りたい人が取ればいいじゃないか。グラスだって同様だ。
年功序列と「世話してやってるんだから」という口実を盾に、介護と言われなき若者への苦言に付き合わされる。
「世話してやってるんだから」と言っても、長期的に言えば経験を積んで新任者に業務を教えることで十分ペイできるし、シュレッダーやコピー、書類の校閲や訂正・最新化など、まだ経験の少ない者でもこなせる雑務は行っている。
リーダーが仕事を下し、マネジャーがブレークダウンして重要度の高い物を中堅層に、低い物や雑務を新人や経験の浅い者に割り振る。
当然各層にいる者が業務効率化の案を出したり、下された仕事をより良い物する提案を行う等の自発的な活動が求められるが、
基本的には上記のような分業が働いているおかげで個々が自分のレベルに合った仕事に専念できる仕組みになっているはずなのだ。
この仕組みがなければ中堅層は余計な雑務に忙殺され、本来こなせるレベルの仕事に取りかかることが難しくなる。
つまり、程度の低い仕事をしている者は身分が低いなんて言い掛かりで、分業しているだけだと私は言いたい。
貴重な時間を割いて世話をしていただいているが、配属最初期を除けば先輩方が自分の仕事に専念できるよう働いているため、「世話してやっているんだから」と上から目線で言われると反抗心が募る。
◾️なぜ年功序列を受け入れられないか
なぜ今までの社会人たちが順応(または屈伏)できた年功序列に、私(我々)が適応できないのか。
もしかすると、”我々がそう教育されてきた”からではないか?
「基本的人権の尊重」「人種差別」「いじめの問題」「宗教の違い」「障がい者差別」「LGBT」
我々は義務教育の時点から”人類皆平等”、”差別してはいけません”と教わってきた。
人によっては幼い時に聖書で「神は人の上に人を創らず」と読み聞かせられたかもしれない。
人を差別してはいけません。みんな違ってみんな良い。世界に一つだけの花。
恐らく今までで最も人間の多様性を認めるよう教育されてきた世代だ。
そんな”人類皆平等”を刷り込まれてきた私には、「一番若いから。」「新入社員だから。」等の理由で¥3,000支払ってグラスの監視や取り分けを強制されることは、
“年齢差別”での”迫害”を受けているに等しい気分だ。
迫害の内容に関しては上記で「」書きした方々が受けたものには比べるのもおこがましいが、そう言った意識がナチュラルに根付いていることが私には耐えられない。
◾️終わりに -ジェネレーション・ハラスメントに終止符を
もし、私と同じように年齢によって差別的な扱いを受けていると感じる方がいるのならば、是非その気持ちを忘れずにいてほしい。
どのような世代、人種、個性を持っていようと、その多様性を認めて同じ目線に立って接するよう心がけてほしい。
あなたがそう意識するだけで、将来あなたの下で働く人たちの数だけ余計な悩みや苦しみが減るのだ。
あなたがジェネレーション・ハラスメントの流れを止めるひとりであることを心から祈っている。