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国民解放軍に関するレポート 一

国民解放軍には、先の反乱で奇跡的に投獄を免れた人物が多く活動している。


その代表格が、リーダーである前橋統也。


先の反乱は例外的に二等親までの連座が適用され、直接活動を行っていない者も多く投獄された。


そんな中、当時大学生だった前橋統也は、父・前橋健吾の反乱が失敗したとの報を聞くや否や、現在日本と敵対関係にあるアメリカ合衆国へ留学し、難を逃れた。


また、先の反乱の首謀者の一人である紫雲雅人は、反乱前に当時中学生だった息子・紫雲京介を友人である四条誠の運営する施設に孤児として預け、戸籍上も死亡扱いとした。

そのため紫雲京介は公的には存在しない人間ではあるが、別人である四条京介として国民解放軍に参加している。


その他、先の反乱にも参加した国民解放軍の主なメンバーは以下の通りである。

尚、年齢についての表記は西暦2033年現在の物とする。


水瀬勝馬。

解放軍最年長の六八歳。先の反乱では主に必要物資・軍資金の調達、日本と敵対関係にある諸外国との交渉など後方支援的な役割を果たす。前橋の官邸襲撃事件の際、物資調達のため日本を離れており投獄は免れた。

また、彼の娘・水瀬綾乃も解放軍に参加している。


一之瀬巧。

現解放軍の副長的存在。二六歳。父親の一之瀬鉄平と共に先の反乱の参加しており、官邸襲撃事件にも参加。政府軍の包囲から運良く逃げ遂せた唯一の人物である。

乱の失敗後は国内に潜伏。各地の支援者を頼り、再起を図っていた所に前橋統也の帰国、国民解放軍の結成を聞き、参加。現在の解放軍の基盤を作った人物である。

尚、父・鉄平は無期懲役刑で服役中。


高峰明。

五十歳。

全世界で展開中の大企業『ミクロソフト』のかつての日本支社長。先の反乱では主に経済的な面での援助活動を行っていた。

乱の失敗後はアメリカへ高飛び。

その後起業し成功を収める。現在国民解放軍の資金の約四割を出資している。

尚、彼の娘・高峰愛梨も国民解放軍の一員である。

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