表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

第二話

一応二話目が完成しました。相変わらず文章力ないけど。話が何か無茶すぎる気がしてなりません…。


とりあえず先程言われたように屋上にやって来た。

そこには先程誘ってきた女子がいた。

そしてこちらに気付いたのか、こちらに近付いて来た。改めて近くで見ると、とても美少女だ。髪はロングヘアーにしていて、その色は明るい茶色だった。顔立ちも整っている。うん、文句なしの美少女であった。

「来たわね」

短く彼女…クラスメイトの永峰(ながみね)千里(ちさと)は言った(ちなみに名前はついさっき思い出した)。

「んで?何の話しなんだ?」

僕は単刀直入に聞いてみた。あまり長い間雪音を待たせるわけにもいかないしね。

「そ、それはね…」

ん?なんか急に永峰の頬が赤くなって俯いた。暑い…のか?いや、もう夕方だからそれはないか。ああ、夕日で赤く見えるのか。

すると彼女は突然勢いよく顔を上げた。しかもその瞳は真剣だった。そして意を決したようだ。

「わ、私、祐斗君のことが好き!だから、私と付き合ってください!」

そして告白してきた。

……え?

告白?誰が?永峰が。誰に?恐らく僕に。

…うむ、きっと聞き間違えたのだろう。

「えっと…。その…。へ、返事は…?」

と思ったが、どうやらそうではなかったようだ。

しかも凄く不安そうな顔をしてる。

「う〜ん、少し考える時間を頂戴?」

「う、うん…」

不安そうな声で返事をした。すぐに返事をした方が確かにいいだろう。けれど僕はやはり少しだけでも考える時間が欲しかった。

「でもなるべく早めにお願いね?」

「…わかった」

こうして僕と永峰は今日は別れた。先に僕は屋上を出た。



教室に向かっている間に僕は先程の告白について考えていた。正直告白をされたのは初めてで、どうすればいいかさっぱりわからなかった。付き合うべきなのか、仮に付き合ってもその後はどうすればいいかとか。かと言って断る理由もないしな…。

と色々考えていたら教室に着いた。

「おーい、雪音ー!」

ほとんど誰もいないはずなので、僕は声を大きめに出して妹を呼んだ。

「あ、兄さん!」

そして教室にいた雪音は僕に気が付くと笑顔で僕のもとまでやって来た。

「それで?永峰さんからの話は何だったの?」

…どうしよう…。言うべきなのか?いや、さすがにいきなり告白されたなんて言える訳がない。

「いや、特に気にしなくていいぞ」

「……」

そう返事をしたら頬を膨らませてしまった。どうやら怒ったみたいだ。

「言えないこと、なんですね?」

「相手のプライバシーにも関わっているからな」

あながち間違いではないだろうしな。

「とりあえずもう帰ろうか」

「はい…」

その後、家に着くまで雪音はあまり話さなかった。



家に着いたらまずは着替えてから夕食を作る。雪音も紅葉も料理は普通に作れる。だから交代制でやっている。

「お兄ちゃん、なにか手伝う?」

紅葉がそう言ってくれた。

「じゃあ皿とかを出しておいてくれないか?」

「うん、わかったよ」

そう言って紅葉はテキパキと用意をしてくれた。不意に紅葉が気になったのか、

「そういえばお姉ちゃんは?」

たしか雪音は帰って来てから部屋に行ったはず。着替えるとか言ってたし。

「まだ部屋なのかな?紅葉、呼んできてくれないか?」

「うん、わかったよ〜」

そう言って階段をたとたと登って行った。

「雪音のやつ、なにかあったのか?」

さすがに気になってきた。なにかあったのならできれば相談だけでもしてほしかった。

少しして紅葉と雪音が降りてきた。…ってか気のせいか?雪音がぼーっとしてるように見えるが…。

「ごめん、いつの間にか寝てた」

ああ、だからぼーっとしてたのか。

「いや大丈夫だよ。さ、食べようか」

夕食はオムライスにした。雪音も紅葉も好きだからな。

「うわ〜!オムライスだぁ♪」

さっきまでぼーっとしてたのが嘘のように雪音は目を輝かしていた。よかった…。どうやらなにかあったのではなくただ単に眠かっただけのようだ。とりあえず安心だな。

「ありがとう、兄さん♪」

雪音が元気になってくれてよかった…。

「お兄ちゃんの作るオムライス、おいしいもんね♪」

「そこまで上手くないんだけど…」

さすがにそこまで上手とは思っていない。だけど喜んでもらえるなら作った甲斐があったって思える。

「「「いただきまーす」」」

雪音と紅葉は美味しそうにオムライスを頬張っていた。なかなか微笑ましい光景に思えた。料理の選択をオムライスにしてよかったな。

「ふわぁ〜♪美味しい〜♪」

雪音は幸せそうにそう言った。

「お兄ちゃんの料理、今度友達にも食べさせてみたいな〜♪」

紅葉よ、それはさすがに僕にはプレッシャーが重すぎます。

そうして夕食を食べ終えて後片付けをしてから自室に戻った。そしてさっきまで少し忘れていたが、永峰さんからの告白の返事を考えなければ。ん〜、でもなぁ…。やっぱり自分が好きな人と付き合う方がいいよな〜。好きでもないのに付き合ったって相手は嬉しいだろうけど自分はなにも感じないなんて嫌だしな。

コンコンッ。

色々考えていた時にノックされた。雪音かな?

「入っていいよ」

「うん、入るね?」

雪音だ。

「どうした?」

いきなりやって来たからにはなにかあったのだろう。

「兄さん、ちょっと質問いい?」

「ああ、構わない」

雪音は真剣に僕を見つめてきた。大事な話なのだろう。自然と僕も真剣に聞く体勢になる。

「今日の放課後…。永峰さんに告白されたの?」

「!?」

驚いた。なぜ雪音はそれを知っているんだ!?

「驚いたってことはその通りなんだね?」

「……ああ」

墓穴を掘ったからにはもう隠しても意味がないだろう。だから正直に答えた。すると雪音は不安そうに、

「つ、付き合うの…?」

と聞いてきた。

「いや、まだ付き合うかはわからない。ただ、僕はそこまで永峰さんのことが好きなわけじゃないから付き合わない可能性が高いと思う」

そう言うと雪音が安堵したように息を吐いた。けど完全に安堵した様子ではなかった。

「やっぱり、付き合う可能性もあるってこと、ですよね?」

「そういうことになるかな…」

そしていきなり部屋の中は沈黙した。

「ところで、なんでいきなりそんな質問を?」

沈黙に耐えきれなくなった僕はそう質問した。それに雪音は慌てた様子で、

「あ、いえ、ふ、深い意味はないです!」

「そ、そうか…」

雪音はなにか僕を心配してくれたのかな?だとしたら嬉しいな。

「あ、わ、私、部屋に戻りますね?」

「あ、ああ…。おやすみ」

「はい、おやすみなさい、兄さん♪」

少し嬉しそうに返事をして雪音は部屋を出ていった。

よくわからない一日だったな〜。さすがに眠い。電気を消して布団に入ったらすぐに睡魔に襲われて僕は眠った…。明日は平和であるように祈りながら…。

どうも、アイギアスです!

話が急すぎる気がしてならないですが他に話が思いつかないんです…。

と、まあ今回は後半はほとんど妹の雪音ちゃんと祐斗君と紅葉ちゃんしか出ていませんね…。予告として近い内にまた新キャラを登場させたいと思っています!


では今回はこのへんで。

祐斗「強引に終わらせたな。ちなみに前と同様、更新日は未定らしいよ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ