第十六話
更新が想像以上に遅れました。
申し訳ありません。
さて、永峰には無事に伝える事ができた。次は伊島先輩だな。さて、どうしよう……?って、やっぱり正直に言うしかないよね。
「問題は先輩がどこにいるか、なんだよね」
伊島先輩とは偶然出会う事が多い。しかも僕は先輩のアドレスを持ってないから連絡もできない。困ったなぁ。
と、考えて歩いていたら無意識に玄関にいた。するとそこには、
「あら?祐斗君。奇遇ね」
伊島先輩がいた。タイミングがよすぎるが、丁度いい。
「先輩、少し話があるんですけど時間大丈夫ですか?」
「その真剣な顔付き、あまり私にはいい話ではないわね」
ぐっ……。なんでわかったんだ?そうなると聞いて貰えなさそうだな……。
「けどいいわよ。とても大事な話でしょうし」
それでも承諾してくれた伊島先輩。いい先輩だな……。
ーー
場所は変わり、下校の道中。
僕は永峰の時と同様に説明した。しかし伊島先輩は特に驚く様子はなかった。ただ真剣な顔付きを維持しているだけだろう。しかし、途端に、
「…………そう。それなら仕方ないわね。雪音ちゃんもかわいいからたとえ兄弟でも彼女にしたいっていう気持ちもわかるわ」
伊島先輩はそう言って僕から目を剃らす。僕にはその横顔は悔しいという気持ちが見て取れた。やはりショックだったんだろう。
「ふふ……。まだ完全には諦められないからそこは覚悟しておいてね?」
と、先程の顔とは売って変わり、いつもの妖艶な顔付きに戻っていた。しかも本当に諦めていないっぽい。
「すみません、先輩。そうですね。先輩だけでなく桜や永峰からのも覚悟しておきます」
なんせ彼女達は諦めが悪い人達だ。そこに関しては大変だろう。僕も折角雪音と繋がったんだから彼女達の誘惑に負けないように頑張らないとね!
「……ふふ。あ、私はこっちだからここでお別れね」
ふと気付くと別れ道だった。
「またね、祐斗君♪」
笑顔で手を振り、去っていく伊島先輩。僕も小さく手を振り返す。それを見届けた先輩は小さく笑ってから去って行った。僕も歩き出して雪音と紅葉がいる自宅へと帰って行った。
先輩は僕の話を真剣に聞いてくれた。同時に新たな挑戦もしてきた。桜も永峰もまた別の接し方をして来るのかな?僕は三人に負けないように気を付けなきゃ!
明日からもまた楽しく、また辛そうだけど退屈はしないですみそうだ。明日からは果たしてどのような学校生活になるのかな?とても楽しみだな。
前書きでも述べましたが更新が遅れました。すみません。
次回もひょっとしたら同じくらい遅くなると思いますけど、どうか暖かい目で見て頂けると有難いです。
文章力ほしい……。




