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数多ノ愛ヲ綴ル  作者: 千狂
20/31

★Luv1




今しかないこのトキを 精一杯生きるあなたへ

私は想いを歌おう 一度きりの詩をスベテスベテ


そこを目指すあなたは 常に私の前を走っている

いつかその背を追い抜いて行きたい だけど

いつまでもあなたの背を追っていたい

その背を見ながら走ることが

今の私にとって最大の幸せであることを

あなたは知らないままでも


いつか越えて 私があなたの前を走って行きたい

それでも心のどこかでは

どこまでも前を走っていてほしいと思っている

憧れのその背を 全力で追っていたいから


好きすぎて 前が見えない

好きすぎて もう好きと言えない

好きすぎて 憧れになった


そこを目指すあなたは 手の届くところにいる

いつか並んで 抜かすときを夢見て

同じ場所を目指している今は

それだけで満足 充実していると思う

他に何もいらない 走っていたい それだけ


私を認めてもらいたいから 並びたい

追い越したい 一緒に走っていたい

その一身で走っている


あなたに認めてもらうために





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