初話:ふむふむ、記憶にないな
どうも、はじめまして。
処女作です。そのため、表現とかその他いろいろが全然ダメです。
覚悟しといてください。
「おーい。起きてる?大丈夫?」
目をあけると、そこには神がいた。
いやいや、嘘じゃあないよ。
何故かは分からないけれども、わかった。なんだろう……、神のオーラみたいなものが感じられたからだ。
でも、それがあまり感じられない。それに、姿が女ということもあって、あまり神らしくない。ちなみに、その女は黒髪黒目の純和風美人。さらに、巫女服。
つーか、神っていうとキリストやゼウスのようなオジサンとかだと思っていたのに……。
「あのさ、あたしを、あんな大物と比べないでくれる?
そ、れ、に、失礼だよ、おじさんなんて言うのは」
目の前にいる女が話しかけてきた、それよりも!
「何故わかった!?おれが考えていることを!?」
「いやぁ、此処はあたしが管理している空間だから、物事は常に、あたしの思うがままなのよ。だから、常に現象はあたしに、現象を起こしていいか?と聞いてきていて、それは、観測してるのと同じようなものなのよ。
それに、今のあなたの肉体はあたしが作ったものだから、わかるのよ。
あたしはこれでも、神の端くれだからね」
つまり態々喋るという行為をしなくてもいいということか。これは、楽だな。
ん?でもまてよ、神という割には全然神らしくないのだけれど……。
「まぁ、あたしは神って言っても、人から神になったからね、………人らしさが残っているのよ。と、いっても一千年前ぐらいになったんだけど………」
一千年前だと!?おば「?なんか言おうとした?」
「いえいえ、何でもないですよ」
足が砂になっていった…………。怖…くないもん。がたがた、ぶるぶる。
今度は手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
危ない、危うく考えそうに…………ってこういうのもダメなんじゃん!
なんてことだ!精神の自由はないのか!?
「だって日本じゃないし、ここ。それに言い訳するようだけど、一千年って神の中じゃあ若い方なのよ。」
ふぅん。というより今さら気がついたけど、やっぱり人から神になれるんだ。オレもなってみたかったなぁ~。
「いやいや、君は何を仰っているのかな?」
は?
「あんたはもう神になっているよ。」
へ?何言ってんだ?こいつ?馬鹿か?
「おいこら殺すぞ?あぁぁん?」 「と言いたいところなんだけど、」
『と、言いたいところ』なら頭だけ残して全部消す必要はないんじゃないのか?
「やっぱり、憶えてないのか。じゃあ、簡単に説明するよ。
まず、あんたの学校にテロリストが来て、」
華麗に無視して話を始める神様。
「そんで、あんたの学校にいる首相とかをはじめとする政治会の人や、経済界の人の子供を人質に取ろうとしたのよ」
ふーむ。まったくもって思い出せない。というよりオレの学校にそんな大物の人達って居たっけ?
「いたわよ~。まぁ、そういう情報は隠されていたけれど……。
まぁ、それで、クラス単位で制圧しようとしたんだけれども……、あんたのクラスにやってきた人に対して何をとち狂ったか、あんたがそれに反抗してテロリストの動きを封じたのよ。
まぁ、だけど一人しか拘束できなくて、すきを見てロリストが、M92でドーン。で、あんたを殺した。」
おいおい、神になってねーじゃあねーか……。
というより、オレ何やってんだよ…………。
「つーか、なんでベレッタM92を知ってんだよ!?」
「そんなことはどーでもいいじゃない。
それよりも、神になるのには死ぬことが絶対条件なんだよ。ほら、キリストだって死んで生き返ったでしょ?それと同じような事よ」
そうか?
「そうよ。それで、あんたは死んで生き返って、覚醒。神になったのよ。それで、あなたは逆襲をして、テロリストを全員捕まえた。だけど、その能力に恐れをなした神々はあなたをこの神が生まれる世界―――――原初世界――――から、他の世界にあなたを移すことにしたのよ。」
うわぁ。神に恐れられるなんてすごいなぁ、オレ。
「なぁに他人事みたいに言ってるのよ。あなたのことでしょうが。
で、あたしは、怒りを買うと自分達が殺されかねないからって、他の神に押し付けられてあんたに―――あぁ、神になってるあんたね―――念話ってわかる?テレパシーとかのことね。それであんたに話しかけて、その………テロリストと言えばいいのかしら?を倒してもらったの。
で、その報酬で、異世界に転生させてあげますよってことにしたのよ」
なるほど、それでここにいるのか。うん、まったくもって、何も思い出さないなぁ。
まぁ、いっか。神になったから転生して、剣と魔法の世界に行くことになったんだし。死んだのはどうでもいいか。いやはやしっかし、
「しっかし、あんたも大変だなぁ~。下っぱだから、もし何かが起こってもいいように使われたわけか。と、いうか俺にそんなこと言ってよかったのか?」
そういうと驚いたような顔をした。
「ええ、いいのよ。そして、よくわかったわね、それ。
でも、いろいろと力をもらって神格が上がったからいいんだけどね」
いいのかよ。はぁ。
「で、あんたはどこに行きたい?」
うん?IF。
「何よそのIFって…………。
で、言葉が足りなかったわね。どんな世界に生きたいの?ってこと」
ふふふ、まさか神にさえ分からないとは思わなんだぞ!!!IFとは
「い・い・か・ら……………………答えなさい」
「はっ!はいっ!」
い、言えない。何があったかは言えない。察してくれ。
「もう一度?」
うん、早く答えるからやめてください。ってゆうか何でおれに神の力がないんだよ!
「それは、封印してるからよ」
なんだよ、それ……。せっかく神になったのに!まぁ、仕方ないか。神に恐れられるぐらいの力だったんだし・・・・・・。
「で、どこに行きたいの?」
「えっと、特にな
「もう一度言ってみなさい」
「えっとですね、まぁオーソドックスに剣と魔法の世界に生きたいなぁ~なんて」
なにもなかったよ。
うん。空白あるけど何もなかったよ。
「それだけ?それだけだと沢山あるんだけど。じゃあ、こっちで勝手に決めるわよ。それでいいわね?」
「OK」
「さて、次にやることは…………ああ、そうだったわね」
なんか紙みたいのを空中から出現させて、見る神。いや女神か?
「なるほど、じゃあそうしましょうか」
と独り言。
なんだ?
「え~っと、あなたの深層意識からあなたが欲している能力がわかったから、もう終わりね」
どういうことだ?
「つまり、お別れの時間が来たということよ」
だから、どういう意味だ?
「もう、必要なことが一応終わったから一時期の間さようならってこと」
ふうん、そうなんだ。
で、おれのチートかどうかは分からないけれど、能力って何だ?
「それぐらいのに時間使うのはかまわないか。
えっと、
剣と魔法の才能
前世の記憶+色々な情報
忘れようとしない限り、忘れないでいられる記憶
まぁ、そんなところね。
あ、でも、正直言うとこれだけだと足りないのよね~、全部最高レベルにしても。
だから、転生して新しく何か欲しくなったら、言ってね。たいてい夢に出てくるから」
「OK。わかった」
「じゃあ、いってらっしゃい~」
ふむ、まったくもって楽しみだな、異世界。
視界がだんだんと黒くなりオレは意識をなくした。
ちなみにIFは意味不明を略したイミフの略です。
表現がダメですみません。
できれば、アドバイスをください。また、誤字脱字があれば、報告してもらえると嬉しいです。