第四章 主な登場人物
※第四章のネタバレあり
~登場人物紹介~
・クリス=ルクス 16歳 女
元男爵令嬢。水の大精霊ウンディーネとの契約者。
スパルタ方式で鍛えられて、下っ端魔法使いから高位魔法使いくらいまでレベルアップ。
お嬢さんだったなごりで、世間知らずの面があり、人を簡単に信用しやすい。
・ヴァーヴァティ 19歳 男
樹海で冒険者に拾われ、育てられた捨て子。
冒険者ギルドで唯一のAランク。本名は長いので「ヴァン」と略している。
現在、モナド国家とギルドの依頼でクレナダ村を廃村に追い込んだフードの男を追跡している。
しかしそれより先に実力をつけるのが先だと、同じくスパルタ方式で鍛えられた。
・ウンディーネ 年齢不詳 女
水系統の精霊の中で一番力を持つ精霊。
生まれたばかりのクリスの魂が水色だったので、水を司る存在として好感を持つ。
そのままそばで成長を見守るために無断で一方的に契約。
魂で人とつながる上位契約に消極的。
・名無し 年齢不詳 男
最近各地で起こる魔物や精霊の暴走事件にかかわっている青年。
とても強い魔法使い。
話し方が独特。
・エレオノーラ 年齢(三十路+500年程度) 女
かつてのクレセント王国の公爵夫人。
蒼の森の魔女と呼ばれ、絵本などにも登場する有名人。
魔法と錬金術を使わせたら右に出る者はいない。
クリスとヴァンには「エル」または「先生」と呼ばせている。
・キール 年齢(18歳+500年程度) 男
かつてのクレセント王国公爵家当主。
エレオノーラの夫。
見た目は永遠の美少年。その実、腕も口も達者なヤンデレ様。
クリスとヴァンには「デューク」または「家主」と呼ばれている。
・ギルベール 年齢(25歳+500年程度) 男
亡きグランティオス帝国の元間者にして、かつてのクレセント王国公爵家の家宰。
帝国の禁術により、肉体改造されている。
近年、めっきり主婦業が板についたという噂が・・・。
クリスとヴァンには本名のギルベールで通している。
・皇帝、宰相、財務大臣
皇国の頭脳3人トリオ。
皇帝の一族は代々、祖先のエレオノーラの黒髪とキールの緑の目を持って生まれてくる。
宰相と財務大臣は皇帝の乳兄弟で幼馴染。
皇帝:シグルド=F=モナド
・ブリュングリィーデ 年齢不詳 女
瘴気の森に住む陰と陽を調停する魔王。
世界征服なんてしないよ。
19年前に人間の男との間に子を成した。それがヴァン。
思考回路はおおよそ世間一般からズレまくっている女性。