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サボテン生 ~サボテンヲタクの異世界物語~  作者: アジ
第一章 サボテン集め
3/8

1 転生

 う、う~ん。あれ!?なんだここ?俺はトラックに突っ込まれて、、、って俺はまだ生きてるのか?あっ、、、ジョニアス!ジョニアス2世は!?やっと見つけたのに!

 気がつくと回りは真っ暗、もちろんジョニアス2世は見当たらないし、トラックすら見えない。

 (バチ)

 痛い!誰?、あれ?叫んだつもりなのだったがなんだか声が出せていないようだ。

 しかし真っ暗な場所でなにかに叩かれていることだけはわかる。俺はどうなっちゃったんだ?

 (バチ、バチ)

 いった、マジなんなんこれ。またもや叫んだつもりだが声が出せていない。それとも耳が聞こえていないのか?

 (バチ!)

 ウッザ!めっちゃいたいんだけど!、もしかしてこれは地獄の刑の一環なのだろうか?サボテンを愛しすぎて人間関係をおろそかにしたからか?それとも高いサボテンを買うために友達から多額の金を借りて期限が過ぎてもかたくなに返さなかったから?いや、やはり高校の友達に彼の彼女がいる前で「サボテンよりはかわいくないね」と言って気まずい雰囲気にさせたことか?

 ダメだ、、、、思い当たることが多すぎて自分のおかした罪が特定できない!

 とりあえずめちゃくちゃ痛いからこの痛みを何とかしたいし、地獄ではない可能性もある。

 ということでとりあえず痛みを何とかするため、暴れまわってみた。すると、

(ベチン)

 なんか当たったぞ!目を覚まして初めてものに触った感覚に嬉しくなってベチンベチン叩いている。しかしさわっている部分がどうにも手や足ではない感じがするのだが、、、


 (バチバチ)


 いった!またかよ!

 俺はまた暴れまわる。

 (ベチン)(ベチン)

 しばらくすると当たる感覚がなくなる。

 いなくなったのか?と思うのもつかの間、

 (バチ)(バチ)

 またかよ!

 俺は地獄の刑を受け続づけた。


 (ベチン)

 あー、ヤバい鬱になりそう、

 ずっとバチバチ攻撃?を受け続けて、俺が追い払う。これをずっと繰り返しているのだ。

 (バチ)(バチ)

 もう!

 俺は怒りに任せ暴れる。

 (ベチン)(ベチン)

 ふぅ、終わった。ん?

 なんか頭にむずむずした感覚があると思ったら脳内に選択肢のようなものがイメージされる。

 

 魔眼サボテンに進化する →YES 

             →NO


 え、進化、てかサボテン?もしかしてだけど俺、サボテンなの?サボテンって種として進化するときみんなこんな感じで見えてるの?

 まぁ確かにいつかサボテンなりたいとは思っていたけど、、、進化ってどういうこと?しかも魔眼サボテンって、厨二病大爆発じゃねぇか。

 けど気になる点がある。そう、『眼』って書いてある。

 これ、もしかして目が開けられるようになるのでは?

 俺は心のなかでYESと念じた。

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