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重なり合う音の波

作者: 桜潮騒

最初はバラバラだった四つの音は、ゆっくりと時間をかけて一つになってゆく。

優しく全てを包み込むようなそれでいてしっかりと存在を魅せる高く綺麗な音。

力強く自分の全てをさらけ出すことを臆さない少し低めの音。

低くクールなそれでいて弟のような存在の綺麗な音。

一番低いリーダー的な音、クールなようでその実、ちょっぴりお茶目な音。

バラバラな四つの音。

時には喧嘩もするけど、それでも一緒にいることが当たり前の音。

だから、どれか一つでも欠けてしまうと今の音にはならない。

重なり合うことはないと思っていた四つの音。

出会いも突然で、一緒になることも突然で、全てが突然だった四つの音。

それでも四つの音は高みを目指して四つの音は互いを高め合いながら少しずつ少しずつ時間をかけて重なって行く。

重なり合う四つの音は、波を音の波を作りすべてを飲み込んでいく。

四つの音はそれぞれの色でそれぞれの音で、今日も誰かの心を染めてゆく…

そう、獣のように激しく、魅せる女のように艶やかに、もっと激しく求めてみせろと、その心を染めてゆく…

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