表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地下迷宮運営者の悩み  作者: 柘 榴
第一章
7/10

新人運営者さん、運営開始

目が覚めると見慣れた宿屋の天井が(ry

何となくだがミルシィかルプスのどちらかがまたは、二人一緒に運んできてくれたのかと察する

Aランクに昇格する時の記憶…か

話題に出ていた話も全て、引きずられるように思い出す

客観的に見ると運なんてものじゃない、実力だと分かる

しかし、本人的には運良くな気がしてならない

というか、よく生きてこれたな

戦闘時はいつもの弱気な思考が消え失せ、相手の殲滅に気を向けるようだ

そう、考えると

「なんで弱気な気持ちが今、無いんだ?」

まるで何かを警戒しているかのようだ、いや、警戒していて損はないが

頭を掻きつつ、ベッドから降りる

【おや!おはようございます。どのような記憶を見たんですか?】

「俺がまだ未熟な精神をしていた時のかな?」

そういうことにしなければ、面倒だと判断し、言葉を吐く

【そうですか】

どこか面白そうに呟くミルシィを他所に鉄の扉近くに待機するルプスに目をやる

「そういえば、誰が俺をここに運んでくれたんだ?」

疑問を口にするとさも当然というようにミルシィか口を開く

地下迷宮ダンジョンですよ。地下迷宮ダンジョンが心臓核である地下迷宮ダンジョン運営者マスターを死に晒す訳ないんですよ】

あまりにも突拍子な言葉に一瞬、思考が停止する

ダンジョンに意志があるという話はよく聞くがまさか、その意志に助けられるとは思わなかった

少し、感心しているとミルシィが口を開く

【それでは、これから地下迷宮ダンジョン運営を学んでいきましょう!勿論パソコン等の機械も触っていきますよ】

「あぁ、わかった」


~~~~~~~~


ミルシィの説明を訳するとこうか

①ダンジョンptを使い、罠やモンスターを設置したりマイルーム(俺の場合は宿屋の部屋)を好きに模様替えすることが出来る

②この世界ではダンジョンが攻略され、マイルームまで冒険者等が来るとそこである意味死亡、有力な資源(モンスターの素材や宝箱)としてこき使われる(但し例外もあり)

③故に上記のダンジョンptにより、階層を増やしたり等と試行錯誤する

④より良いダンジョンを作り、国からの使者(冒険者等を意味する)を撃破しよう

⑤ダンジョンptは、とある条件を満たしたり、ダンジョン内に侵入してきた生物を殺すことにより増えます


とのこと

④あたりがどうでもいいような気がしなくもない

それと、この世界はどうも俺が生きていた時代より1億から3億先の未来になるらしい

俺が居た帝国は魔族に成り下がり、魔族領になったらしい

後、ダンジョン運営者と魔族は大の仲良し。人間領のやつらみたいに支配するのではなく、物々交換で物やモンスター狩りを許可してもらったり、ダンジョンを守ったりしてくれるらしい

だから、俺の今の味方は魔族という訳だ

凄く、規模がデカイ気もしなくもないな、うん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ