表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地下迷宮運営者の悩み  作者: 柘 榴
第零章
1/10

新人運営者さん、目覚める

ダンジョン運営者の小説様達に惹かれて書いてみることにしました、下手くそな文ですがご了承下さい

パチリ

目覚めると見知った宿の天井があった―――


いや、何でだよ

ノッソリと起き上がろうとすると脇腹辺りに激しい痛みが走り、酷い頭痛がする

「ぐあっ」

音を発て、ベッドに逆戻りして気付く

「(は?なんで俺、生きてんだ?)」

改めて、今度は多分負傷していないであろう片腕を使い、起き上がる

周りを見渡してみるも、やはり見知った宿屋のよく止まっている部屋だった

俺は不思議に思いつつ、脇腹の傷の具合を確認するために服を捲る―――が、直ぐに直した

いや、見てはいけないものを見ただけだ、うん

ふ、と部屋の中におかしな物体があるのに気が付く

あんなの、この部屋にあっただろうか?

不思議に思いつつ、スキル【鑑定】をその物体にしようする



パソコン――

またの名をPCと呼ばれる機械

世間の情報を集めることが容易くでき、連絡も可能

攻撃力∞ 防御力∞ 魔力∞

スキル欄

情報(検索することにより情報を提示する)

メール(遠い相手と素早く文通をする)


そこで止めて、頭を抱える

「(未知数過ぎるだろ!)」

冒険者生活をしてきて、ここまで頭を悩ましたのは一体いつぶりだろうか

あれは、とある地下迷宮ダンジョンを潜っていた時だ――――


ハッ!現実逃避している場合じゃない

取り敢えず、今の現状(特に何故、生きているかについて)を整理し情報を集めなければならないな


~~~~~~~~


一度落ち着いてからベッドに腰掛ける

まず、俺は魔族の力により巨大化し凶暴化したラブレベアーと退治し結果的にはまぁ、その、なんだ?首と胴体を切り離され簡単に亡くなった訳で

そして目が覚めれば、宿屋の部屋とおぼしき場所のベッドの上に寝かされており、所々の怪我は自然回復していた、と

武器、装備、ポーション類はあり

召喚魔物サモンモンスター達も居ることに安堵する

そして改めて、パソコンと呼ばれる未知数の物体に対面し、恐る恐る触れる


【オペレーター機能起動】

「?!」

どこからともなく聞こえる独特な発音に周りを見渡すが誰もいない

「(何が起こった?!)」

混乱する俺を差し置いて、独特な声が問いかけてくる

【ハロー、グッモーニング。産まれてまもない地下迷宮ダンジョン運営者さん

運営案内をさせていただきます、人工AIのミルシィと申します

さて、まずは何から話せばよろしいでしょうか?】

まるで感情があるように喋る独特な声

【おっと、失礼致しましたアルベルト・クレイモア様

あなた様は丁度、地下迷宮ダンジョン運営会社㈱に選ばれた初!異界人でしたね、わたくしとしたことがうっかりとしておりました

まず、現在の情報を提示しますと

①あなた様は既に死亡済み

②神のダーツにより地下迷宮ダンジョン運営者に選ばれたこと

③少しばかり能力が封印されたこと

となります

あぁ、パソコン等の物体については後程、説明させていただきます】

混乱を通り越し、冷静になった頭にミルシィと名乗った独特な声がそう言った

やはり俺は、死んでいたか

ついでに能力封印………やっかいそうだな、しかし神がダーツって

【まず、あなた様の冒険者Lvを測らせてもらいます

そこにある扉から出てくださいね】

そう言った声に、俺は疑問をぶつける

「封印対象はなんなんだ?」

すると声は

【それは、測る前にご説明しますね

ほら、早く行って下さい!私的にはあなた様の実力が気になるのですから!ほら、早く早く!】

まるでおもちゃを見つけた子供が親を急かすように言うミルシィに苦笑しつつ、少し古びた鉄の扉の方へ歩き出す


さてはて、何が待ち受けているのやら

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ