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序章 旅立ち

初めての 小説家になろう での投稿です。

お見苦しい箇所も何点かあるかもですが温かい目で見守ってください。

 大陸東の小国――〈カナギ〉。海沿いの平野に広がる都市は、豊かな海産資源と貿易によって栄えてきた。首都〈ハルサキ〉は華やかな文化とにぎわう人々であふれ、色鮮やかな植物や透き通る川が、自然の恵みと共にある生活を物語っている。


 そのさらに西、山奥に抱かれる小さな里〈ツバラキ〉に、一人の少女がいた。代々受け継がれてきた特別な魔法を持ち、両親からは愛情深く育てられた少女――けれど、里の大人たちからは少し距離を置かれていた。理由はひとつ。彼女は体内で生み出せる魔力が少なく、その代わりに周囲に漂う魔素を自分の力に変えていたからだ。大人たちは彼女を陰で「略奪者」「泥棒」と呼んだ。

 それでも、少女はめげなかった。両親の愛情に支えられ、同年代の友人と共に笑い合い、日々を強く生きてきた。だが十四の歳、両親までが自分のことで悪く言われていると知ったとき、胸の奥は深く傷ついた。やがて友人の数も減り、孤独が心を蝕んでいった。


 十六になった頃彼女は、決意する。――自分が里の者たちに認められるため、そして両親にこれ以上の迷惑をかけないため。旅に出て経験を積み、立派な魔法使いになるのだと。


 里の成立記念を祝う祭りの日。少女は両親と数少ない友人に別れを告げ、静かに故郷をあとにした。


 それが、すべての始まり。

 彼女の長い旅路は、ここから幕を開ける――。


書き物自体あまりしたことがなく、この作品も何かしたいと思い書き始めました。なので趣味の範疇になるとおもいます。しかし始めた以上、続けていきます。

本当に初めての作品なので下手くそな文ですが、頑張ります!

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