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転生したら孤児院育ち!? 鑑定と悪人限定チートでいきなり貴族に任命され、気付けば最強領主として国を揺るがしてました  作者: 甘い蜜蝋
小さな一歩、大きな始まり

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ビッグスライム

とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。

通路の奥で、“ぷるん”という音が響いた。

だが、それは今までの軽い音とはまるで違う。

重く、鈍く、床を震わせるような低い響き。


「……嫌な予感がする」


トリスが木剣を構えた瞬間、暗闇の奥から巨大な影が姿を現した。


半透明の体。だが、その色は淡い水色ではなく、濁った緑色。

人の背丈を超えるほどの大きさで、どろりとした液体が滴り落ちるたび、石畳が「ジジッ」と音を立てて煙を上げる。

目に入るだけで、本能が告げていた。


「……おっきい……」

思わず声が震えた。


その時、ギルドのお姉さんの言葉が頭に浮かぶ。

『慌てないで。まずは“よく見る”こと。鑑定を忘れないでね』


「そ、そうだ……鑑定!」


⸻


【鑑定】

名称:ビッグスライム

危険度:Eランク

特徴:

・酸性粘液で衣服や革を溶かす

・動きは遅いが、体当たりは強烈

弱点:

・突進の直後に核が少し前に出る


⸻


「……ビッグ、スライム……」

名前を口にしただけで、心臓がドクンと跳ねる。

(でかい……でも……“遅い”って書いてある。……俺でも、やれる?)


スライムが体を震わせたかと思うと


「ぷるんっ!」


次の瞬間、弾丸のように突進してきた。

緑色の巨塊が通路を押し潰す勢いで迫る。


「うわっ!」


トリスは反射的に横へ飛び退いた。

直後、スライムが叩きつけられた床が「ジュッ!」と音を立てて溶け落ちる。

石畳がぐずりと崩れ、鼻を突く焦げ臭い匂いが立ち込めた。


「ま、まともに食らったら……ひとたまりもない……!」


冷や汗が背中を伝う。

木剣を握る手が震える。

だが、足を止めるわけにはいかなかった。


(俺は生き延びる! 孤児院のみんなのために!)


胸の奥で、小さな炎が燃え上がる。


⸻


ビッグスライムは、再び体を震わせる。

「ぷるん……!」


今度は酸をまとった塊を飛ばしてきた。

液体が壁にぶつかり、「ジュウッ!」と音を立てて石が崩れ落ちる。


「ひっ……! これ、避けるしかない……!」


通路の端へ転がり込みながら、トリスは必死に距離を取った。

だが、逃げてばかりではいずれ追い詰められる。


「くそっ……核を壊すしか……方法はない!」


目を凝らす。

緑色の体の奥に見える、鈍く光る大きな核。

だが分厚い粘液に守られ、容易には届きそうにない。


「どうやって……突き刺す……?」


トリスは唇を噛んだ。

酸に触れれば武器は溶ける。

真正面から突っ込めば、即座に飲み込まれて終わりだ。


(冷静に……落ち着け……観察しろ……!)


脳裏に浮かんだのは、今までの戦い。

小さなスライム、群れるラット。

それらを倒せたのはただ力任せじゃなく、敵の「動きの癖」を見抜いたからだった。


(そうだ……こいつにも、必ず隙があるはずだ!)


トリスは木剣を握り直し、深く息を吸った。

鼓動が早鐘のように鳴り響く。

恐怖を押し込め、その目はまっすぐに巨体を捉えていた。


「俺は、負けない!」


再び、ビッグスライムが突進してくる。

酸を撒き散らしながら迫る巨塊。


少年と怪物の距離は、あっという間にゼロへ縮まった。

評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!

初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。

AIをとーても使いながらの執筆となっております。

あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。

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