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転生したら孤児院育ち!? 鑑定と悪人限定チートでいきなり貴族に任命され、気付けば最強領主として国を揺るがしてました  作者: 甘い蜜蝋
戦火の港湾

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丘上での、狂宴

とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。

リヴェール港を見下ろす丘の上。

 侯国が設えた野営地には、戦の只中とは思えぬ喧騒が広がっていた。


 絢爛な天幕の中、長卓には肉と酒が溢れ、踊り子を連れ込んだ兵がどんちゃん騒ぎをしている。

 コルナ男爵はその中央で、涎を垂らさんばかりに盃を掲げていた。


「はははっ! 見ろレーン! 港で血を流してる奴らをよそに、我らは酒だ女だ肉だ! これぞ戦の醍醐味よ!」

 女の腰を抱き寄せながら、葡萄酒を浴びるように飲み干す。

 踊り子の甲高い笑い声、兵士の鬨の声、香辛料の匂い。ここはまるで戦場の外に作られた小さな楽園だった。


 銀髪を後ろに束ねたレーン子爵は、長卓の端に座し、冷たい視線で杯を傾けていた。

「愚か者め。兵の血を糧にするとは……」

 そう呟きながらも、彼の目は戦場から離れない。


 港では、稲妻が閃き、海辺を覆う兵の列が崩れていく。

 青白い光を纏った少年、トリス・レガリオンが、敵将バルドと斬り結び、ついに黒鉄の巨斧を退けた瞬間だった。


「な、なんだ……!? あの光は……!」

 レーンの手が小さく震える。

 噂以上だ。若造の力ではない。あれは王国を揺るがす脅威。


 だがコルナは酔いに溺れ、床に酒をこぼして笑い続けていた。

「ひゃははは! 面白ぇ、面白ぇじゃねぇか! 兵どもが雷に打たれて転げ回ってるぞ! もっとやれもっとやれ! 港が燃えようが女を奪えりゃ十分よ!」


 その下卑た笑いに、レーンは苛立ちを隠さず吐き捨てる。

「黙れ、痴れ者が……見ろ、侯国兵が押し返されている!」


 事実、稲妻の奔流に恐れをなした兵たちは桟橋から次々に落ち、退却の鐘が鳴り響いていた。

 黒煙が揺らぎ、侯国の艦船が慌ただしく旗を振り合っている。


「ば、馬鹿な……侯国が優勢のはずだろう!」

 コルナが顔を赤らめて椅子を蹴り飛ばす。

「こんな……ただの小僧に、港を守られるなど……!」


 レーンは立ち上がり、険しい眼差しで港を睨んだ。

「……あの少年は本物だ。愚弄も娯楽も通じぬ。王国が彼を旗印にすれば――我らの立場は危うい」


 酔いが醒めたのか、コルナの顔から血の気が引く。

「じ、じゃあ……俺たちは……」


「退くぞ。侯国の者達から逃げ、口実を練り直す。ここで共に潰されるわけにはいかん」

 レーンは冷たく言い放ち、従者に馬を引かせた。


 宴の残滓を蹴散らし、丘の天幕を急ぎ逃げようとする。

 その背後で港は稲光に照らされ、侯国軍の敗走が鮮明に浮かび上がっていた。

評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!

初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。

AIをとーても使いながらの執筆となっております。

あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。

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