真鑑定が導く勝機、戦鬼との決戦
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稲妻が散り、黒鉄の巨斧が地を割った。
石畳が裂け、衝撃で建物の窓ガラスが震える。
その爆ぜる轟音に混じって、バルドの喉から狂気じみた笑いが響いた。
「ガハハハ! さすがだ小僧! だが遊びはここまでだッ!」
巨体をのけ反らせ、戦鬼は斧を天へ掲げる。
黒鉄の表面を赤黒い稲光が這い、まるで斧自体が鼓動しているかのように脈動する。
圧が空気を潰し、地面に細かなひびが広がった。
「くっ……これが本気……」
刀を握る俺の掌に冷たい汗が滲む。
これはもうただの腕力じゃない。
魔力をまとわせた殺戮の一撃――直撃すれば命ごと粉砕される。
バルドが一歩踏み込む。
地鳴りが走り、港全体が揺れた。
「させないっ!」
アリアが横合いから飛び出す。
二刀が閃き、斧の軌道に食い込んだ。
ギギィィンッ! 火花が散り、アリアの靴底が石畳を削る。
「ぐっ……重っ!」
歯を食いしばり、全身で受け止めながらも、彼女の瞳は決して逸れなかった。
その背に銀狼アージェが飛び出し、吠えながら銀障壁を展開。
雨のように降る投げ槍を受け止め、避難する人々を守る。
ノクスは影から滑り出し、バルドの背へと爪を突き立てた。
「ニャッ!」
だが――
「効かんッ!」
バルドの筋肉がうねり、ノクスはまるで紙切れのように弾き飛ばされた。
黒鉄の鎧に刻まれたのは、かすり傷すら見えない。
むしろ滲んだ血を嘲笑うように、戦鬼は狂気の笑みを浮かべた。
「痛みは愉しむものだァッ!」
巨斧が横薙ぎに振るわれ、風圧だけで石壁が砕ける。
俺は刀を合わせ、斥力で押し返すが――
「ぬぅぅっ……!」
重圧に押し潰され、膝が石畳にめり込む。
鉄片を舞い上げて攻撃しても制御が荒く、散った破片が民の頭上にまで降り注ぐ。
「きゃっ!」
避難中の民の悲鳴。胸が痛んだ。
「トリス! まだ粗いわ!」
アリアの叱咤。
(制御できてない……このままじゃ仲間も、民も巻き込む……!)
迫る黒鉄。振り上げられた巨斧が死を告げる。
「終わりだァァ、小僧ォォッ!!」
その瞬間――俺は《真鑑定》を発動した。
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《真鑑定》
名称:黒鉄戦鬼
種別:人魔兵将
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ステータス
•Lv:32
•HP:7,500 / 7,500
•MP:1,100 / 1,100
•STR(筋力):320
•VIT(耐久):300
•AGI(敏捷):160
•DEX(器用):140
•INT(知力):90
•MND(精神):120
•LUK(運):50
圧倒的な攻撃力と耐久を持つが、素早さと知略は低く、長期戦や奇襲に弱い。
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スキル
•《戦鬼剛腕》:筋力を爆発的に高め、巨斧の一撃で建物ごと破砕する。
•《黒鉄甲冑》:黒鉄の鎧による高防御。矢や並の剣撃はほぼ通らない。
•《狂戦嗤声》:ダメージを受けるほど攻撃力が上昇。ただし制御が乱れ隙も増す。
•《戦斧轟破》:斧を叩きつけ衝撃波を発生。範囲内の味方敵問わず吹き飛ばす。使用後は隙が大きい。
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弱点(真鑑定結果)
•腹部の留め具が甘い。転倒・衝撃で外れる可能性あり。
•体勢を崩すと鎧の装甲が緩み、腹部が露出する。
•長期戦になると《狂戦嗤声》の制御不能で隙が拡大。
•自身のプライドが高く、不利を悟ると無理せず撤退する。
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「……そうか……ひっくり返せば!」
電流のように閃く直感。
押し勝つ必要なんてない。斬り伏せる必要もない。
奴を転ばせ、腹を晒させれば――勝機はある!
「アリア! アージェ! ノクス!」
叫ぶ俺の声に、仲間たちが振り向く。
「奴を倒す方法が分かった! 体勢を崩させるんだ!」
アリアが口角を上げ、息を弾ませる。
「いいじゃない。やってみせなさいよ、トリス!」
アージェが唸り、ノクスが尾を揺らす。
仲間の視線が、全部俺へ集まる。
胸の奥で炎が燃える。
俺は刀を握り直し、足を地に叩きつけた。
「みんなで倒す! ここで――戦鬼を沈める!」
バルドの笑いが轟き、仲間たちの息が重なる。
次の瞬間、少年と仲間たちの反撃が、戦場を揺らした。
評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!
初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。
AIをとーても使いながらの執筆となっております。
あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。




