戦の布告、仲間と民の決意
とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。
王城から戻った俺たちは、ハルトンの館に集まっていた。
窓の外では夕焼けが石畳を赤く染め、街はまだ戦の影を知らぬかのようにざわめいている。
「……王は宣言した。侯国は必ず兵を動かす。リヴェール港を守るため、そして王国を守るため、俺たちにも参陣を求められた」
静かに告げると、部屋の空気が張りつめた。
アリアが目を細め、二刀の柄に手を置く。
「ついに、か。……でも怖くはない。私たちはずっと剣を振るってきた。相手が魔物か人かなんて、私にとっては守る理由があるかどうかだけ」
ミーナは眼鏡を押し上げ、真剣な光を宿す。
「政務は任せて。後方は私がまとめる。領の帳簿も輸送も兵糧も、もう動かしてあるわ。あなたは前線で指揮に集中して」
カインが大きく腕を組み、にやりと笑った。
「武具と兵装は任せとけ。鍛冶場もフル稼働させる。兵に握らせる剣は全部俺が責任もって仕上げてやる」
フレイアが豪快に笑う。銀髪が炎のように揺れた。
「燃える戦だな! いいじゃないか、久々に胸が熱くなる。……ま、あんたが無茶するなら、尻拭いくらいはしてやるよ」
従魔たちも反応する。
アージェは低く唸り、ノクスは瞳を光らせた。
言葉はなくとも、共に戦う意思は伝わってきた。
俺は深く頷き、立ち上がった。
「……ありがとう。なら次は、民に伝える番だ」
◇
夜、ハルトンの中央広場。
噴水の周りに民が集まり、冒険者たちが肩を並べていた。
ダンジョンビューの魔晶石が高く掲げられ、映し出すのは俺の姿。
「聞け、領民たちよ!」
声が石畳を震わせ、ざわめきが静まり返る。
「侯国は我ら王国の港を、果ては我らのこの領を狙い、戦を仕掛けようとしている。これは一領の戦ではない。王国全土の戦だ。だが、恐れるな!」
群衆の視線が一斉に注がれる。
俺は胸に手を置き、言葉を続けた。
「俺たちは孤独じゃない。王国が共にある。王が剣を掲げ、諸侯が旗を揚げた。そして、俺もこの剣を持って先陣に立つ。必ずや守る。領民を、仲間を、この王国を!」
沈黙のあと、歓声が爆発した。
「トリス様!」「我らの領主!」と声が重なり、広場が揺れる。
街長たちが前に進み出た。
ハルトンのエルマーは拳を握り、「兵も補給も任せろ」と宣言した。
テルマハルトのセオドアは、「湯と癒しを戦に捧げよう」と誓った。
ロックハルトのグスタフは大声で「木材も炭も惜しみなく出す」と胸を叩いた。
グレインハルトのマルクは「畑を守るために、糧食を担う」と頭を下げた。
広場に一体感が広がる。
不安は熱に変わり、恐怖は決意に変わる。
俺は剣の柄に手を添え、最後に叫んだ。
「さあ行こう! この戦を越え、俺たちの未来を勝ち取るんだ!」
夜空に響く声と共に、領民と冒険者たちは拳を掲げた。
王国の戦、その第一歩がトリス領から始まった。
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初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。
AIをとーても使いながらの執筆となっております。
あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。




