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転生したら孤児院育ち!? 鑑定と悪人限定チートでいきなり貴族に任命され、気付けば最強領主として国を揺るがしてました  作者: 甘い蜜蝋
犬と猫に振り回される領主兼冒険者

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覇軍旗はためく

とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。

蒼晶の眠る洞 三十層から帰還した俺たちは、ハルトンダンジョン都市の中央広場に立っていた。

広場は人で埋め尽くされ、ダンジョンビューで戦いを見届けた領民たちが、押し寄せるように歓声をあげる。


「トリス様!」「皇帝を討ったぞ!」「生きて帰った!」

声が波のように広がり、熱気で息が詰まりそうだった。


俺は深呼吸し、抱えていた旗を掲げる。

光を帯びた布が風を受けたように揺らぎ

一瞬で静寂が訪れた。

次の瞬間、割れんばかりの歓声が爆発する。


「覇軍旗だあああっ!」

「俺たちの新しい象徴だー!」


アリアが小さく笑い、ミーナが眼鏡を押し上げながら呟いた。

「……この瞬間を、民は一生忘れません」


その足で、俺たちは領主館へと向かう。

正面玄関に旗を掲げるためだ。

高く設えられたポールに旗が取り付けられると、館全体が蒼晶の光に照らされる。

旗は力強くはためき、まるでこの地を守護するかのようだった。


「……これで、領民は常にあの戦いを思い出せるな」

俺は小さく呟いた。

アージェが吠え、ノクスが尻尾を揺らす。二匹も誇らしげだ。


その後、冒険者ギルドで正式に三十層突破の報告を済ませる。

支部長クローヴェが俺に証書を手渡し、朗々と告げた。


「トリス=レガリオン。貴殿の功績を認め、ここにBランク昇格を宣言する!」


ギルド内に集まった冒険者たちが一斉にどよめき、拍手と歓声が轟いた。

誰かが「次は四十層だ!」と叫び、空気がさらに熱を帯びる。


俺は旗を思い浮かべながら、静かに拳を握った。



ルトンダンジョン都市、領主館。

覇軍旗を掲げたその夜、俺たちは執務室に集まっていた。

広場の熱狂がまだ耳に残っている。だが、気持ちを切り替えねばならない。


「……三十層突破。節目だ。自分の力を確認しておきたい」

俺は自分自身を鑑定し、皆に見えるようにした。


青白い光が広がり、半透明の光板に文字が浮かび上がる。



《ステータス:トリス=レガリオン》

•年齢:18

•冒険者ランク:B

•種族:人族


【ステータス変化】


名前:トリス(18歳)

Lv: 24


HP:1600

MP: 16000


STR: 220

VIT:200

AGI:235

DEX: 265

INT:250

MND:215

LUK:340


《スキル》


◆ レジェンド

•《スキル詐奪》 Lv9

•《無限収納》 Ex

•《覇帝戦技》 Lv1 ※《覇剣術》《武王術》の統合進化


◆ スーパーレア

•《真鑑定》 Lv8

•《大統治》 Lv7

•《情報網》 Lv9(変質済/格レジェンド級)

•《並列多重思考》 Lv7


◆ レア

•《説得術》 Lv5

•《魔脈感知》 Lv7

•《創鍛》 Lv5

•《覇気》 Lv7

•《心音聴覚》 Lv6

•《叡記》 Lv7


◆ アンコモン

•《弧線術》 Lv7

•《抗魔毒》 Lv5



「……一気にレベルが上がっただけじゃないよな」

俺は目を細めた。《覇剣術》と《武王術》が統合し、《覇帝戦技》として姿を現している。

力がひとつにまとまった感覚が、まだ腕に残っていた。


「剣と武が一体に……」

アリアが息を呑む。

「つまり、あの戦いで掴んだ感覚が形になったのね」


ミーナも眼鏡を押し上げ、真剣な声を落とす。

「《大統治》も成長しています。……トリス様、内政の才も戦の才も、確実に次の段階へ進んでいます。

あと、30層のボスは前回Aランクの冒険者が駆け抜けた時はエンペラーゴブリンだったらしいよ。トリス達が倒したのはエンペラーゴブリンのユニーク種ね。」


「ほんと、強かったわ!」

アリアがしみじみと呟いた。


「ワゥン!」

アージェが誇らしげに吠え、ノクスが影の中から跳ねるように姿を現す。


俺は深呼吸して、ゆっくりと光板を閉じた。

「十九歳、Bランク。まだ通過点だ。だが……ここからが本番だな」





ハルトンダンジョン都市、領主館。

覇軍旗の掲揚とステータス確認を終えた夜、俺はミーナと共に執務室にこもっていた。

机の上には厚い帳簿と、彼女がまとめた新しい収支報告が広がっている。


「では……現在での領内統計です」

 ミーナが眼鏡を押し上げ、整った声で読み上げる。



総計

•人口:41,200強

•収入:44,800k

•支出:32,600k

•収支:+12,200k

ハルトンダンジョン都市

•人口:14,600

•街長:エルマー・ドラン

•特徴:ダンジョンビューの影響で冒険者や観光客が急増し、商業も拡大。



テルマハルト温泉街

•人口:10,400

•街長:セオドア・クライン

•特徴:《双子座の水瓶》を利用した奇跡の温泉が名物となり、療養や観光で収入倍増。



ロックハルト森林街

•人口:7,800

•街長:グスタフ・バルゲン

•特徴:木材輸出が安定化し、加工材や木工職人が集まり始めている。



グレインハルト穀倉街

•人口:8,400

•街長:マルク・エイデン

•特徴:治水整備が進み、農業生産が安定。余剰穀物は王都へも供給可能に。



読み上げが終わると、ミーナは帳簿を軽く閉じ、俺を見つめた。

「総人口は三万三千から四万を突破。収支も八千kから一万二千kへ。……トリス様、領は想像以上の速さで成長しています」


俺は深く息をついた。

「……やっぱり数字で見ると実感するな。三十層の旗や水瓶だけじゃない。みんなが街を築いてくれているんだ」


「ええ。だからこそ……責任も重くなります」

 ミーナの瞳は、冗談ではなく真剣そのものだった。


俺は頷き、拳を握った。

「大丈夫だ。領民も全部まとめて守る。それが俺の役目だ」


覇軍旗が正面玄関ではためく音が、微かにこの部屋まで届いていた。

評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!

初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。

AIをとーても使いながらの執筆となっております。

あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。

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