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転生したら孤児院育ち!? 鑑定と悪人限定チートでいきなり貴族に任命され、気付けば最強領主として国を揺るがしてました  作者: 甘い蜜蝋
犬と猫に振り回される領主兼冒険者

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軍勢の咆哮

とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。

晶の眠る洞 三十層



 咆哮が止むと同時に、闇から這い出した影が一斉に動き出した。

 それは雑然とした群れではなく、明らかに“編成された軍勢”だった。


 前列は分厚い盾を構えたゴブリンたち。鉄板や獣皮を継ぎ接いだ粗末な盾でも、何十体も揃えば壁になる。

 その後ろには長槍を突き出す中衛が並び、陣形を保ったままじりじりと前進する。

 さらに奥からは弓兵の群れが矢を番え、低い声で呪文を唱えるシャーマンが炎の灯を生み出していた。


「……隊列を組んでる」

 アリアが震え混じりの声を漏らす。


 ゴブリンの群れに秩序などない――それが常識だった。

 だが目の前にいるのは違う。

 王を越えた支配者のもと、軍隊と化している。


 俺は一歩前に出て、《真鑑定》を発動した。



《真鑑定》


・シールドゴブリン(前衛)

 粗末な盾を壁のように並べて進軍する。突破力は低いが、防御力は高い。


・スピアゴブリン(中衛)

 長槍を盾の隙間から突き出し、密集陣形で押し込む。


・ボウゴブリン(後衛)

 弓矢を放ち続ける。精度は低いが数で押す。


・ゴブリンシャーマン(後衛)

 火矢や煙幕程度の低級魔法を操り、軍勢の持続力を高める。


・ローグゴブリン(遊撃)

 影を駆け、小柄な体で不意打ちを狙う。奇襲に長け、ノクスの天敵。


・ジェネラルゴブリン(将軍格)

 筋骨隆々とした大柄な個体。各部隊を率い、号令を飛ばす。

 個体戦闘力も高く、軍勢の要となる存在。



 光文字が消えると同時に、背筋に冷たいものが走った。

 カイザーはまだ玉座から動かない。

 それでも軍勢は統制され、各部隊が噛み合うように動いている。


「将軍格まで……!」

 歯を食いしばる。


「アージェ、前を受けろ! ノクスは遊撃を潰せ! アリア、後衛を抑えろ!」

「ワンッ!」

「ニャッ!」


 仲間が散開する。


 次の瞬間、地響きが広間を揺らした。

 シールドゴブリンが盾を叩き鳴らしながら突進、その後ろから無数の槍が突き出される。

 アージェが銀の障壁を広げ、正面からぶつかった。

 盾と障壁が衝突し、轟音と衝撃波が広間を震わせる。


 その影から、小柄なローグゴブリンが飛び出した。

 短剣を逆手に握り、背後を狙う。

 しかしノクスの瞳が赤く光り、影から影へと跳ねて急所に飛びかかる。

 猫の爪が喉笛を裂き、血が飛び散った。


 だが遊撃は一体では終わらない。

 別の影から三体が同時に飛び出し、ノクスを取り囲む。


「ノクス!」

 俺が叫ぶより早く、黒猫は影を裂くように身を沈め、瞬間移動する。

 刹那、敵の短剣が空を切り、反対側でノクスの牙が閃いた。


 一方、後方から炎の矢が雨のように降り注ぐ。

 ゴブリンシャーマンが唱えた低級魔法が弓矢に重なり、火花を散らしながら迫ってくる。


「くっ……!」

 アリアが矢を引き絞り、正確無比に撃ち落としていく。

 矢筒の中身を気にする暇などない。彼女の眼は、次の脅威を見据えていた。


 俺は迫る槍の穂先を弾き、突進してきたジェネラルゴブリンと刃を交える。

 その腕力は並の冒険者を吹き飛ばすだろう。

 剣が火花を散らし、押し込まれる。


「……っぐ!」

 俺は必死に踏みとどまった。



 その光景は、ダンジョンビューを通してハルトンの広場に映し出されていた。


「す、すげぇ数だ……!」

「ただのゴブリンじゃないぞ、あれは……!」

「領主様、がんばれぇぇぇ!」


 悲鳴と歓声が入り混じり、民衆の顔は蒼白と熱狂の間で揺れていた。

 子供たちが拳を握りしめ、年寄りが祈るように目を閉じる。

 冒険者たちは震える息を吐きながらも、画面から目を逸らせなかった。



 盾の壁は崩れない。

 矢は途切れない。

 遊撃は影を渡って迫る。

 そして俺の前には、ジェネラルゴブリンの獰猛な笑み。


「……なるほど、皇帝は玉座に座ったままか」

 俺は剣を構え直し、唇を噛んだ。


 三十層は、今までとは次元が違う――そう思い知らされていた。

評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!

初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。

AIをとーても使いながらの執筆となっております。

あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。

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