双子座の水瓶
とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。
広場の熱狂
蒼晶のスクリーンに最後の一撃が映し出された瞬間、甲殻鬼蟹が絶叫とともに崩れ落ちる。
それを見届けたハルトンの中央広場は、一拍の沈黙の後――爆発した。
「勝ったぁぁぁぁぁぁっ!!」
「二十五層突破だーーー!」
「領主様ばんざぁぁぁい!」
老人は杖を放り投げ、子供は泣きながら親にしがみつき、冒険者たちは肩を組んで叫ぶ。
鐘が乱打され、太鼓が打ち鳴らされる。
酒場の主人は樽を転がし、路地の女たちは即席の踊りを始める。
広場全体が熱に浮かされたかのようだった。
「見たか!? あの連携!」
「障壁で押さえつけて……腹に斬り込んだんだ!」
「アージェもノクスも、あんな動き……!」
興奮した冒険者が手振りで再現しようとすれば、周囲が笑いながら同じ真似をする。
小さな子供が両手で真似の“鋏”を振り下ろすと、周りの大人が一斉に「ドシャァン!」と叫んでひっくり返り、大爆笑が起きた。
「トリス様がいる限り、この街は絶対に負けねぇ!」
「ハルトンに生まれてよかった……!」
熱狂は波のように街中へ広がり、遠くの丘にまで歓声が届くほどだった。
⸻
その熱気を背に受けつつ、俺たちは館へ戻った。
大広間にはすでに重鎮たちが並んでいる。冒険者ギルド支部長のクローヴェ、商人組合の代表、神殿からの使者……そして四つの街からの使者たちも顔を揃えていた。
戦の次は、報告だ。
「二十五層、討伐完了しました」
俺は声を張る。
「甲殻鬼蟹を撃破。そして……その最奥で宝箱を発見しました」
机に置かれた瞬間、空気が変わった。
双子のような二つの水瓶。
淡い光を放ち、部屋を仄かに青白く染めていく。
まるで夜空の星座を閉じ込めたかのような輝きに、誰もが息を呑んだ。
⸻
「さて……こいつの正体を確かめる」
俺は深呼吸し、《真鑑定》を発動する。
《真鑑定》
名称:《双子座の水瓶》
種別:聖具
効果:二つの和する都市に置かれし時、清き水は癒しの泉へと変じる。
• 飲用:疲労回復・軽傷治癒・毒消し・気力増進
• 沐浴:体力回復・精神安定・士気上昇・治癒促進(骨折や病にも効力あり)
• 重傷治癒も可能(ただし時間を要する)
• 水を汲み出しても効果持続、大量供給可能
特性:都市間の調和が失われれば、ただの清水に還る。
⸻
光文字が消えた瞬間、広間に静寂が訪れる。
その静寂は、次の声で破られた。
「……癒しの泉だと……!」
クローヴェの声は震えていた。
「これがあれば……死にかけの冒険者も……救える……」
重鎮の一人が膝を突き、涙をこぼす。
「我が子を……失わずに済んだかもしれん……!」
フレイアが銀髪を揺らし、わざと明るく笑った。
「ははっ! こいつをテルマハルトの湯に沈めたら、二日酔いも一発で吹き飛ぶ“奇跡の温泉”になるな!」
「もう……フレイアさん、茶化さないでください」
アリアが苦笑し、ミーナが眼鏡を押し上げて真剣な眼差しを水瓶へ向ける。
「……けれど、その通りです。噴水や温泉に組み込めば、冒険者も領民も癒せる。領地全体が救われます」
言葉の重みが広間を震わせる。
商人たちは顔を紅潮させ、神殿の使者は祈るように手を組んだ。
「これこそ……神の恩寵だ!」
「領主様が持ち帰った奇跡だ!」
外から聞こえる民衆の歓声が、さらに強くなる。
館の窓を震わせるほどの熱狂。
俺は水瓶を見つめ、深く息を吐いた。
「この力を、領地のために使う。冒険者のため、そして、この私の領で生きる全ての者のために!」
その言葉と同時に、大広間は拍手と歓声で満ちた。
戦の勝利と、未来への光を同時に掴んだ瞬間だ!
評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!
初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。
AIをとーても使いながらの執筆となっております。
あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。




