新たなる試練
とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。
蒼晶の眠る洞 第21層
石段を下りきると、ひやりとした空気が頬を撫でた。
深層に近づくにつれ、空気の重さが増していく。
「ここが二十一層……」
アリアが腰の二刀を抜き、目を細める。
天井から垂れる蒼晶の光は淡く揺らぎ、奥には広大な空洞が広がっていた。
その入口で、俺は腰の荷物を確かめた。
そこには、ミーナが手渡してくれた試験作が収められている。
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出発前の回想
数日前、執務室。
「付与魔法の試験をしてみました」
ミーナが机に小さな“映す眼”を置いた。
「浮遊と追尾の簡易付与です。まだ不安定ですが……探索隊に随伴させられるかもしれません」
「本当に飛ぶのか?」
アリアが覗き込む。
「動作確認はしました。壁にぶつかると転がりますが」
ミーナが肩をすくめる。
カインが笑った。「試作品にしちゃ上等だろ。実地で確かめるしかねぇ」
「……俺たちで試すってことか」
俺は装置を手に取り、真剣に見つめた。
「よし、ダンジョンで使ってみよう」
ミーナは小さく息をつき、眼鏡を押し上げた。
「必ず無理はしないでください。記録のための補助です。命を賭けるものじゃありませんから」
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再び二十一層
俺は袋から試験作を取り出し、起動符を押した。
導晶石が淡い光を放ち、小さな眼がふわりと浮かび上がる。
影のように俺の頭上に寄り添い、かすかに羽音めいた音を響かせていた。
「……ついてきてるな」
俺は苦笑し、仲間を見た。
「これで冒険者が戦う姿を、そのまま持ち帰れるわけね」
アリアが矢筒を叩き、にやりと笑った。
アージェが喉を鳴らし、ノクスが影の中で目を光らせる。
二匹の従魔も、不思議そうに視線を送ってきた。
「さあ、行こう」
俺は刀《繋》を抜き、前へと足を踏み出した。
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二十一層。
初めて“映す眼”を連れて挑む迷宮。
果たして、これは領地の力となるか、それともただの荷物か——。
(試す価値はある。ここからが新しい一歩だ)
蒼晶の光が揺れる先へ、俺たちは進んだ。
評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!
初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。
AIをとーても使いながらの執筆となっております。
あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。




