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転生したら孤児院育ち!? 鑑定と悪人限定チートでいきなり貴族に任命され、気付けば最強領主として国を揺るがしてました  作者: 甘い蜜蝋
犬と猫に振り回される領主兼冒険者

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四都市に轟く討伐報告

とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。

蒼晶の眠る洞 帰還後


「戻ったぞ!」

 転送陣を抜けた瞬間、広間がざわめきに包まれた。

 ハルトンダンジョン都市のギルド本部。討伐報告を待ち構えていた冒険者と領民の目が一斉にこちらに注がれる。


「静粛に!」

 支部長クローヴェの杖が床を叩き、喧噪が収まる。

「子爵殿。討伐報告を、皆の前で」


 俺は仲間と頷き合い、前へ出た。

 胸の奥でスキルを起動する。



《叡記》脳裏に浮かぶ戦いを、文字と図解へと整理する。 一字一句、音や匂いまでも残さずに記録したものが、俺の言葉となって広がっていく。


「十六層――群れとの戦いだった。数に押されれば一瞬で壊滅だ。だがアリアが前に立ち、二刀と弓を切り替え、次々と隙を斬り裂いて道を開いた」


 人々の間から感嘆が漏れる。アリアは顔を赤くし、視線をそらした。


「十七層はさらに数が多く、隊列を崩さねば突破は不可能だった。アージェの壁が仲間を守り、ノクスが影から急所を突いた。俺は連携を指揮し、全員で押し返した」


 アージェが鼻を鳴らし、ノクスが尻尾を立てる。子どもたちが「すごい!」と歓声を上げた。


「十八層は罠と錯乱の階層。光と音で惑わされる中、冷静さを保つことが何より重要だった。仲間が声を掛け合い、矢が的を射抜き、道を切り開いた」


「十九層は前哨だ。大きな仕掛けはなかったが、二十層への圧力が濃かった」


 そして俺は一拍置いた。広間に緊張が走る。


「二十層。双角大蜥蜴ツインホーンリザード。角から衝撃波を放ち、尾で足場を砕く怪物だった。だが、アリアの矢が傷を刻み、ノクスが影から抉り、アージェが巨体を押さえ込む。最後は俺の刃で仕留めた」


 ドンッ!

 報告の終わりと同時に、足踏みと歓声が広間を揺らした。



「危険は多かった。だが突破できたのは、仲間と……この街の支えがあったからだ」

 言葉に《大統治》の重みが乗り、自然と人々がうなずく。


「だから俺は、すべてを公開する。噂ではなく、事実としてだ。これから進む者の助けにし、領民の安心に変えるために」


挿絵(By みてみん)


 《説得術》が働き、ざわめきが共感の声へと変わっていく。

 「ありがたい……」「子爵様に感謝を」そんな声が広間を満たした。



 俺の《叡記》を整理した資料が、職員の手で板に転写される。《情報網》の支援で図表はすでに読みやすく整っていた。


「十六層の群れって、どのくらいの数なんだ?」

「十八層の罠、俺たちでも避けられるのか?」

 質問が飛ぶ。


「十を超える。無策なら囲まれる」

「罠は光と音だ。慌てなければ抜けられる」


 俺は《並列多重思考》で即座に答えを導き、矛盾なく言葉に変えた。

 人々の顔が納得に変わり、信頼の色が増していく。



「アリア様が切り開いたんだ!」

「ノクスが影から飛び出したって?」

「アージェの壁、俺たちの盾だな!」


 広間は熱狂に包まれる。

 子どもが叫んだ。

「もっと見たい! 戦ってるところ、全部!」


 その声に、大人たちも笑いながら頷く。


 俺は心の中で静かに息を整えた。

(……報告だけじゃ足りない。民が望むのは、“見る仕組み”だ)


 拍手と歓声の渦の中、次なる目標が出来た

評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!

初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。

AIをとーても使いながらの執筆となっております。

あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。

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