3年後のステータス確認
とんでもないスピードで投稿を続けております。甘い蜜蝋です。みなさんよろしくお願いします。ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。
ハルトンダンジョン都市・領主館。
夜更け、窓の外には街灯の灯が連なり、昔は村だった景色がまるで別世界に見える。
俺はみんなにも見えるように机に置いた水晶盤に手をかざし、小さく呟いた。
「《真鑑定》」
光が走り、半透明のパネルが浮かび上がる。
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【ステータス:トリス=レガリオン】
爵位:子爵(領主)
【ステータス】
Lv:18
HP:980
MP:9200
STR:160
VIT:145
AGI:175
DEX:200
INT:185
MND:160
LUK:260
◆ レジェンド
・《スキル詐奪》 Lv9
・《無限収納》 Ex
◆ スーパーレア
・《真鑑定》 Lv7
・《大統治》 Lv3
・《覇剣術》 Lv5
・《武王術》 Lv6
・《情報網》 Lv9 ※完全変質済み(格的にはレジェンド級)
・《並列多重思考》 Lv6(情報網使用過多により派生取得)
◆ レア
・《説得術》 Lv5(交渉術→進化)
・《魔脈感知》 Lv5(魔力感知→進化)
・《創鍛》 Lv5(鍛冶→進化)
・《覇気》 Lv4(威風→進化)
・《心音聴覚》 Lv4(鋭敏聴覚→進化)
・《叡記》 Lv4(記憶術→進化)
◆ アンコモン
・《弧線術》 Lv6(投擲術→進化)
・《抗魔毒》 Lv3(耐毒→進化)
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「……十八。レベルはまだこれだけだけど……」
声に出してみても、胸の奥に実感が湧く。
アントの群れを繰り返し討伐し、コツコツ積み重ねてきた成果。
孤児だった少年の数値は、もう成人冒険者の常識をはるかに超えている。
「……とんでもないことになってるな」
俺は息を吐いた。
⸻
「なになに、ま強くなった自慢?」
背後からの声。フレイアがいつもの調子で腕を組み、にやりと覗き込んでくる。
「自慢じゃない。確認だ」
「でも顔がニヤけてた」
アリアがすかさず突っ込んでくる。
「……で、どうなったの?」ミーナが帳面を片手に前に出る。
観念して、水晶盤を皆に見せた。
⸻
「《情報網》が……Lv9?」
アリアの目が丸くなる。
「それも完全に変質した。今はただ伝えるだけじゃない。仲間が得た情報や経験も全部、俺に集まってくる」
俺は真剣に答えた。
「つまり、みんなの“目と耳と経験”が、即座に領主に集約される……」
ミーナはさらさらとメモを走らせながら呟く。
「これはもう、戦闘だけじゃない。内政にも直結する。領全体を“情報で統治”できるスキルよ」
「おいおい……寝てても国が回るじゃないか」
フレイアが爆笑する。
「実際、夜中に寝たふりしてても動いてたしな」
アリアが小声で毒を吐く。
「うっ……」
言い返せない。
⸻
「しかも」
ミーナが水晶盤を指でなぞり、目を細めた。
「《並列多重思考》まで……。これは完全に《情報網》の副作用ね」
「副作用?」アリアが首を傾げる。
「普通の人間は一度に一つの判断しか処理できない。でもこのスキルは“同時に複数の状況を考えられる”」
ミーナの声は熱を帯びていた。
「つまり軍勢を同時に指揮できる。戦場では軍師以上、内政では複数の計画を同時進行できる。……反則よ」
「……やっぱり領主っていうより、怪物よね」アリアがぼそっと言う。
「そういうところがモテるのよ」
フレイアが豪快に背中を叩いた。
「やめろ、折れる!」
⸻
俺は改めて水晶盤の光を見つめる。
3年前は村の領主にすぎなかった俺が、今は四つの街を治め、スキルもここまで伸びた。
(器は広がり続けている……なら、次は領地を超えて)
深く息を吸い込んだ。
ハルトン、テルマハルト、ロックハルト、グレインハルト。
四つの街の灯が、俺の胸に浮かんだ。
評価してくれると、とってもとっても嬉しいです!
初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。
AIをとーても使いながらの執筆となっております。
あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。




