女性向け異世界転移は男性向け異世界転移の話より違和感が少ない?
さて、異世界令嬢の話を書いたら私は勘違いをしているとの指摘がありました。
悪役令嬢は現代人が悪役令嬢という全く違う世界に対しての様々なギャップを感じつつもその世界にだんだんと馴染んでいく過程も楽しみなのだと。
なるほど、だからこそ女性向けもしくは作者さんが女性の異世界もの、の方が違和感が少なく感じるのかもしれません。
そして女性は違う世界に移動してそこで感じる文化的なギャップや異世界へ馴染んでいく過程を楽しみにできるのに男性は結果がすべてという傾向はありそうです。
平和で科学の発達している日本からの異世界のいわゆる中世ヨーロッパ風(実際は近世に近い気がしますが)で科学や工業は発展していないが魔法が存在するという世界に転移転生した時に、男性は転移転生をすることでどんな有利な力を得れたかが問題で文化のギャップについては腕っぷしが強ければ何でも許されることとか、奴隷制度で美少女性を金を出せば買えるなどの都合の良い部分だけ利用しているにすぎない気がしますが、女性は異世界野の異文化に触れて今までと同じことをしても違う反応が戻ってくるという全く違う世界にたいして、主人公も読者もその文化としてのギャップを楽しんで馴染んでいく過程を楽しんでいるというのはなるほどと思います。
これは現実でも買い物に対しての行動などの差で現れてる気がしますね。
男性は例えば服などは探している物の中で必要な機能を持っているものをなるべく短時間で手に入れられればok。
女性は衣服を売っている売り場を端から端までみてあるいて自分の気に入ったものが見つかるも見つからないも楽しむことが出来るような気がします。
衣服が同じ機能を持ってるのであればちょっとした色の違いにどんな意味がある?というのが男性の考え方で、自分が服を着たら他人から見てどう見られるか似合ってるとみられのか?まで想像して服を選ぶのが女性の考え方なのかなと。
男女のストレスの大きさによってリスクの取り方が正反対というのも面白い。
空腹などのストレスを感じると、男性はより大きいリスクを求める意思決定をするのに対して、女性はよりリスクを小さくする決定をする傾向が強いらしいけど、狩猟を担当する男性と採取や育児を担当する女性の差であるらしいですね。
おそらく異世界に転移した後の行動の差などもそういった傾向があるのでしょう。
それと男性は必要である品物が壊れてから遠くでなら100円で買える品物に200円払ってでも近くで手に入れようとするが、女性はすぐに必要でもない200円の品物を、セール中という理由で100円を払って予め買っておく。
電球とかはこういう傾向がたしかにありそうです。
男は洗面所に必要なものだけをおいておく、女性は洗面所に必要になりそうなものをすべておいておく。
告白や結婚は男性にとってはそれがゴールだが女性にとってはそこからがスタート。
結婚後は男性は女性に変わらないでくれと期待しているが女性は変わる。
女性にとっては男性に変わってもらいたいが男性は変わらない。
など、男女の思考の差というのを考えて読んでみるのも面白い発見があるかもしれませんね。




