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水源の過去エッセイまとめ  作者: 水源
2016年・2017年10月まで
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作品を読んでもらいたければ導線は重要だよ、そしてソーシャルというのはつながりのことだから気に入った作品に感想をつけたりするのも重要だと思うよ

 さて、商売や販促をしている人には当たり前すぎて何を今更だろうけど、商売を行う時に店の売上を上げるには導線は大変重要です。


 導線と言うのは顧客となりえる人間を道の人間の流れなどから自分の店舗に興味を持ってもらい、店に入ってもらい商品を購買に結びつけるためにどうすればいいか考えることと思えばいいかな?。


 まずは店舗の立地条件は大事です、ぶっちゃけ人目につきやすい場所とそうでない場所では天国と地獄ほど差が出ます。


 そのかわりお家賃にもとんでもない差が出ますけど。


 たとえば駅の改札口をでた駅ナカのコンビニと駅前などの人の多いところのコンビニとそこから離れて人通りが殆ど無い場所にあるコンビニでは人目につく確率が全く違いますよね。


 駅から離れていても交通量が多い道路であれば駐車場があればなんとかなることもありますけど。


 もっとも駅前の好条件立地と思っていたら意外と人の流れのない場所もあるので注意は必要です。


 たとえば駅前のバスロータリーのロータリーを挟んだ駅の出口と反対側の場所に店舗を構えた場合、駅から自宅などに向かう道がロータリーの両端にあったりするとわざわざロータリーの反対側を人が通る可能性は少なくなったりします。


 要するに店舗を目にする機会が多いほど、そしてその前を人間が歩く機会が多いほど導線として有利な場所になるわけです。


 これはなろうで言うなら”駅ナカのコンビニ”がトップペーシのようなものです。


 ”総合ランキングトップ10””新着情報””今日の一冊””出版作品紹介”などですね。


 ここに載っている先品はもっとも最初に目に入りますから当然読まれやすいです。


 ”駅前のコンビニ”はランキングページに乗っている、日間ランキングのトップ5作品です。


 そして上にある”恋愛”や”ファンタジー”のほうがより駅に近いコンビニと言えるでしょう。


 スクロールして下を見るより先に上のランキング作品を読みに行くのが普通ですからね。


 ”交通量が多い場所の駐車場のあるコンビニ”は更にその下の日間ランキングに乗っている100の作品かな。


 ここくらいまでは”目に入る導線”に含まれていると考えていいのではないでしょうか。


 さて、デパートやコンビニの売り場の種類や、遊園地のアトラクションの道順の設定は店内にはいったお客さんの移動のことも考えられています。


 たとえばコンビニなどでは入り口の左にレジ、突き当りの壁に弁当やおにぎりサンドイッチなどの食べ物、その右の壁に飲料水、(飲料水と弁当は逆の場合もあります)手前の窓部分に雑誌などのラックコーナ等があるパターンが多いです。


 これはコンビニで客が一番目当てとしているであろうのものを奥に配置することでその移動の途中で目的以外のものも視界に入れさせてそういったものを買わせるためですね。


 コンビニに来る人の目当ては弁当などの食べ物か飲み物であることが多いですから、そのついでに雑誌もかってもらえればグッドなわけです。


 また中にある棚などは日常生活品は目のつきやすい入口付近にありますし、なるべく売りたい商品は目線に近い高い場所に置かれ、普通では目に入りにくい足元の下の方には乾電池や蛍光灯などそれが切れた時に慌てて買いに来るような、コンビニに明確にその商品を買いに来る人が手に取るであろうものが置かれます。


 コンビニがトイレ利用可能としている場合があるのもそういった人が帰りに何か買ってくれることを期待しているからです。


 遊園地のアトラクションでもたいてい一番人気のアトラクションは一番奥にあります。


 そうればそれ以外のそこまで人気でないアトラクションも人の目に入るしそれを利用される可能性が上がるからです。


 さて、小説家になろうのサイト構成はこれとはほぼ正反対です。


 ランキングで人気のある作品がトップページに載っていて、そうでない作品が読者の目に止まり続けるのはほぼ絶望的です。


 店舗で言うなら駅前に人気のある店舗があって客がそこに全部入ってしまうので新しく駅前から離れた店舗を建てても全くお客さんがこないようなものでしょう。


 そして以前私が書いたVRゲーム”あなたも小説家になれる図書館”は、ほんとは利用者目線をVR化することでこの導線がおかしいということを書こうとしていました、結局全く違って私のなろう体験を書いてしまいましたけど。


 まあこれはなろうに資金を提供しているスポンサー、おそらく出版社などに対してなろうから書籍化されたラノベが目に入る用にすることで間接的に宣伝を行って売上を上げさせないといけないからかなと思っていますけどね。


 なろうラノベの”出版作品紹介”がトップページにある辺りはそういった事情なのでしょう。


 もちろんこれは悪いことではありません、サーバーの運営にもその他の人件費もかかっている以上はなろう運営はどこからかお金を手にいれないといけませんからね。


 無料で利用できるなら金を出してる人の意図も把握するべきなのでしょう。


 ”フリーランチはない”のですからお金を出している人の意向には逆らえないのも仕方ないのです。


 民法テレビもスポンサーの意向が強く働くのと同じですね。


 まあ、その結果目立つ場所に作品を載せるためにランキングに相互クラスタや複垢によるポイント底上げ作品がはびこっていたようですが、最近は相互クラスタは禁止されたので大手を振ってやる人はいなくなったはずですけど、複垢についてはまだはびこっていそうではあるんですけどね。


 長々と説明してきましたがなろうの導線というのは単純化すれば


 まず自分の作品の存在を知らない人に、どうやってそれを知ってもらうかを考える


 ・なろうでは無名な作者は作品を投稿して新着情報に載った瞬間だけ勝負ができる?


 知った人の中でどうやって興味を持たせるか考える


 ・タイトル、あらすじ、第一話で読者の興味をひく?


 読んでくれた人を継続して読者にするにはどうすればいいか考える。


 ・可能な限り毎日更新することで興味が離れないようにする?


 こんな感じが正統だと思われているかな?。


 でもそんなはずはないのです。


 確かに大きな駅の駅前に入り込むのは難しいでしょう。


 しかし、私鉄の駅前の商店街などは案外常連さんの売上で成り立っていたりします。


 なので個人的には自分が面白いと思った作品に感想を付けて、感想返しがあれば相手作者さんのマイページにもお邪魔したりして作者の間の交流を行い、少しずつお気に入りさんを増やして、小説書きの仲間を見つけたほうが好みが似通っていれば感想ももらえる可能性が高くなるだろうし、感想が貰えればモチベーションを持ち続けられたりもしますし、お気に入りさんのブックマーク作品から好みの作品を見つけられたりもすると思うのですよね。


 好みが合わないのに作品に対しての感想や評価を強制しあってしまえばそれは相互クラスタですけど。


 ツイッターも同じように”作品の宣伝”を目的にすると失敗すると思います。


 ソーシャルという名にある通り、本来SNSの本質は人と人とをつなぐ場所です。


 しかし、自己満足な宣伝投稿を一方向的に繰り返してもおそらくつながりはできません。


 ツイッターは有名な人は検索してリプしてくれたりしますが、無名な人にはなかなかり反応してくれる人はいませんからそこからなろうの作品を読ませるのは結構難しいと思います。


 ”ツイッターを宣伝目的で使うなら書き込んだ内容でどうやって相手の興味をひく入り口として使えるか”を考えるのは重要じゃないでしょうか。

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