ご都合主義だっていいじゃない
ご都合主義について私が思ったことを書いてみました。
これは私の思ってることなので同意できない人もいるかもしれませんが、チート、ハーレム、異世界転移など話が誰か(主に主人公)にとって都合がよすぎるすぎるというのは別に悪いことではないと思っています。
例えばガンダムの主人公アムロはスペースコロニーに住む普通の一般市民ですが、父親が連邦でモビルスーツを開発していたためか偶然ガンダムの操作マニュアルを、拾ってそれを理解できる頭脳を持っていてガンダムの動かし方がわかり、OSも理解できるという1979年の作品にしてはスーパーチートキャラです。
現代ではパソコンやタブレット、スマホは誰でも持っていますが、1979年にパソコンのことをわかってる一般人がどれだけいたでしょう。
しかもニュータイプというESPのような能力も持ってる事になってますね。
しかもガンダムの装甲は実弾兵器では傷もつかないような鬼装甲なのに、機動性はシャアザクに対応できる程度はあると。
都合が良すぎますがそういう設定で面白い話であるのですから仕方ありません。
あとは雑魚モビルスーツはビームがかすったりバルカンを打ち込まれたりするだけで、爆発するけど主人公機は首や手足もげるほどのダメージを受けても爆発しないとか。
まあこれはエネルギ-パイプが剥きだしな、ジオンのモビルスーツのダメージコントロール能力の問題があるという話もありますが。
ボトムズの主人公キリコは主人公補正を異能生存体という名前をつけられているくらいです。
だいたい第1話が「ガンダム大地に立てずに破壊される」では話が進みません。
勇者王ガオガイガーの「確率なんていうのは単なる目安だ、あとは勇気で補えばいい。」というセリフ。
現実的に考えてこれ最高責任者がいっていいセリフじゃありません。
しかし「確率的に考えて成功するわけがない、ここは合体成功率が100%になるまで練習しそれまでは様子を見守ろう。」
等と言っていたら滅んでしまいます、地球が。
合体ロボは大体練習では合体はうまくいかないのに本番ではうまくいくものですから。
そもそもフィクションでは成功確率の高い作戦は失敗し成功確率の低い作戦は成功するものです。
現実ではありえないからこそ読者はそういった展開を求めている訳ですから。
同じように日本人が異世界召喚された場合の言語疎通ですが、これはご都合主義ですがしょうがありません。
アニメのダンバインの地上人とバイストン・ウェルの人間は普通に会話してますし、アメリカ人のトッドと日本人のショウも普通に会話していますが、言葉が通じない状況を楽しむアニメではないのですからしかたありません。
スーパーロボット大戦のパイロットは異星人と普通に会話してますが、これもご都合主義ですから仕方ありません。
ガンダムの世界や銀河英雄伝説の世界で完全に言語が統一されてるっておかしいよね、とおもっても言ってはいけません、世界のあちこちから集まった人間が何故か統一言語を、使っていても民族浄化の結果ではないのでしょうきっと。
つまるところ読み手や視聴者にストレスを与えないご都合主義は必要不可欠なのです。
同じようにファンタジー世界でエルフやドワーフが普通に人間と何の差し障りもなく、会話してても突っ込んではいけません。
現実を考えると日本に長いこと住んでいる中国人と会話していても、意思の疎通がちゃんと図られないことは結構有ります。
味噌ラーメンチャーシューぬきを頼んだら何故か醤油のチャーシュー麺が届いたりとか、接客業なのにいつまでも片言で愛想の一つもなかったりとか。
しかし、そういった状況はコメディとして洗練させれば面白いかもしれませんが、まじめに話をするときに大事な場面でも意思疎通が測れないようでは大問題です。
Fateのサーヴァントが彼らが生前使っていた言葉でしか、意思疎通できなかったらどうなるでしょう?
おそらくそもそも会話が成り立ちません。
ギルガメシュがアッカド語で話していたとしてそれを理解できる人は現代にいないでしょうし、画面のセリフがアッカド語で書かれていたとしたら誰がそんなゲームをやるのでしょうか?。
召喚物や異世界物というのはそういった言語の違いというのを、細かく考えるのはタブーなのでしょうね。
それと同じように異世界転移した人間が細菌性やウィルス性感染症や皮膚病で重篤な病にかかったり、脚気で動けなくなったりしなくてもおかしいと考えてはいけません。
現代の日本人はかなりきれい好きで布団にダニがいると聞けば消毒し、ゴキブリが出たと言っては大騒ぎしますが、中世の寝床はノミ・ダニ・シラミ、南京虫がわさわさいてそういった虫や何日も同じ服を着たり、風呂に入らなかったりしたことから皮膚病は死亡原因の上位でした。
スーツアーマーを着た時は簡単に着脱できないので、着て馬に乗り移動している最中はおむつをして大小便は垂れ流しとかでも有りました。
でもそんな描写見たくないでしょう?
スカトロ大好きな特殊性癖の人でもない限りむさいおっさんのオムツ姿なんて、想像したくないと思います。
可憐な美少女姫騎士が尿意に耐えてる描写なら一定の需要はありそうな気もしますが……。
偶然仲良くなった女の子が学園お理事長の娘や孫だったり、財閥の娘であってその所有する別荘や島やプライベートビーチを、簡単にかしてもらえるのもちょっと考えればおかしい話です。
お金持ちの家ってすごくセキュリティが厳しいですが、それは誘拐や脅迫のネタになるからですしね。
まあ大した能力がないはずの一般人が誘拐犯を欺いて、お嬢様を助けるというのもフィクションとしては有りです。
いろいろ書きましたが”普通にはありえないことだから想像や妄想の余地がある”し、ストーリーや主人公などの能力や経歴がご都合主義だって、まああんまり常識はずれでなさすぎなければいいんじゃないかな?
って私は思うのです。
まあ、物語を面白くする要素、物語をスムーズに進める要素であればいいのですが、それが目につきすぎて面白くなくなってしまっては本末転倒では有りますので、さじ加減が重要ではあると思いますが。
あと”作者より頭の良いリアリティのあるキャラクターを作者は書くことが出来ない”し、”作者よりモテるリアリティのあるモテキャラを作者はかけない”のは、そういうものだから仕方ないでしょう……。
TRPGでも強いキャラを演じるのは簡単ですが賢いキャラを演じるのは難しいですから。




