表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

始まり

『 やっとお目覚めね。

ここは 生と死の狭間 《 死生界 》よ』


安易なネーミング。俺は心の中でそう思った


『 ・・・・・うるさいわね!

私が決めたわけじゃないわよ! 』


彼女の発言は

まるで 心の中を読んだかのようだった


『 心の中くらい読めるわよ..

これでも神様なんだからね、

って 長ったらしい話は置いといて 冒険者

《 シン 》よ 汝に試練を与える 』


自分を神と名乗った彼女の名前は

『 ティナ 』といった

突然 彼女がシンに与えた試練とは

この先に起こる 厄災をくい止め

世界を救うため 仲間と共に

各地に散らばった5つのオーブを集めるというものだった


『 そんな..急に言われたって

俺はあの時 死んで.. 』


『 そんなん 余裕よ、余裕

あなたが世界を救うその日まで 命を貸してあげる 』

ティナは 当たり前のように心を読み 言った


『 それで、あなたの弱さも不甲斐なさも

全て私は知ってる、

だから あなたにプレゼントよ 』


『 魔法重視の世界でも戦える

無能力のあなたでも使える 特殊能力、 』


謎の紋章の入ったひとつのペンダントを手渡された


『 最強の武器とかじゃ.. 』


《 魔王討伐 》

『 やるの?やらないの?どうするの?』

ティナは 俺の言葉を遮り 顔を近づけ言い放った


なんだか ボロくそ言われ貶されている

ようにも聞こえるが..


『 乗った! 俺が世界を救ってくる 』


そう言うと ティナはニコッと笑い

俺に魔法を放った


『 困った時は 心の中で呼びなさい。

私はあなたを見守ってるから 』


すると 背後の時計が動き 辺りからもう1つの

機械音のような声が聞こえてきた


『 地上とのリンクを開始します。

6、、5.4.3.2.1


まばゆい光が シンを包み

手を振るティナに 見守られていた


『 コンバート完了。 』


なんだか 辺りから騒がしい音が聞こえる、、

目を開くと 泊まっていた宿屋の天井が見えた


『 あれは..夢..?』


そう思ったのもつかの間

俺の首には ペンダントが掛けてあり

鏡を見ると あの魔獣に頭を握り潰された時の傷が 目の下に出来ていた


その瞬間 何故か

不思議と高まる高揚感を感じていた


『よし..行くか!! 』


ベッド横の棚に立てかけられていた

一本の長剣を手に取り

薫風に見守られる中 シンは 宿屋を後にした


最弱から最強へ。

そこから 第2のストーリーが始まった___

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ