合宿へ(4) 悲しく苦しい排泄(中学2年生4月)
浣腸後排泄の描写があります。
お腹からはギュルギュルと水っぽい音が響き、肛門はヒクヒクと痙攣するように動いて、優香の限界を告げている。
「そろそろいいですよ。お尻を押さえているから、ゆっくり起き上がって」
友井医師は、優香の手に自分の手を重ねて、お尻を押さえるのを手伝ってくれた。
「トイレまで、我慢できそう?」
優香は、激しい腹痛と便意に眉をしかめながら、ゆっくりと頷いた。
いつもは服を着てからトイレに向かうが、とてもそんな余裕はない。
優香は、肛門を押さえていたペーパーをお尻に挟み込み、下半身を覆っていたタオルを腰回りに巻きつけてもらって、トイレに急いだ。無様な姿を気にする余裕もなく、タオルの上からお尻を押さえて、トイレへと駆け込む。
タオルをはだけ、便器に腰掛けた瞬間、肛門をこじ開けるように浣腸液が吹き出し、その後で硬い便が頭を出した。
「くっ!…んーーー!」
優香は、お腹とお尻の痛みに、何度もうめき声をあげながら必死で息んだ。
いくつもの硬い便塊、そしてドロドロの軟便を、便器に叩きつけるように激しく下しながら、優香はトイレのドアがきちんと閉まっていないことに気づいた。
余裕がなく、大慌てでドアを強く閉めたせいで、勢い余ってドアが跳ね返り、開いてしまったようだった。
すぐに閉めたかったが、開ききった肛門からは、泥のような便がまだまだ勢いよく噴出していて、止めることも立ち上がることもできない。
便座に座ったまま、ドアの方に必死で手を伸ばしていると、ドアが開いていることに気づいた友井医師が外側からそっと閉めてくれた。
優香は恥ずかしかったけれど、溢れ出る便を止めることもできず、そのまま勢いよく便器に噴出させ、うめき声と熱い吐息を漏らしていた。
トイレに入って、10分以上がたっただろうか。
お腹に詰まっていた便を出し切ったのか、ようやく排泄は止まったものの、腹痛が治まらず、優香はしばらく便器にうずくまったまま、立ち上がることができなかった。
激しかった排泄音が止んでからも、なかなかトイレから出てこない優香を心配して、友井医師がトイレのドアをノックした。
「優香さん、大丈夫?」
「…大丈夫です……もうすぐ、出られそうです」
「ゆっくりでいいからね、服のカゴは、ドアの横に置いておくから」
「ありがとうございます…」
それから数分。
ようやく少し腹痛がおさまり、トイレから出ることができた優香は、スカートと下着を身につけて、診察台に背を向けるようにデスクに向かう友井医師の元に戻った。
「気分は悪くない?」
「はい…」
大量の排便で消耗し、血の気が引いた青白い顔で、優香は答えた。
「ベッドで横になって、少し休んで行きなさい」
友井医師は言ったが、
「あんまり遅くなると、家族が心配するし、早く帰って明日の準備をしないと」
「そうか。じゃあ、気をつけてね。今日はゆっくり休んで。…頑張るのはいいけど、あまり無理し過ぎないように。旅先では、普段丈夫な人でも便秘になったり、体調を崩しやすいからね」
「はい」
支払いを済ませ、優香はお礼を言ってクリニックを後にした。