1 WRM声明
いかなる政府広報にもよらず、いかなる報道機関にもよらず、いかなるネットワークにもよらず、我々はこのメッセージを全世界に向けて、全世界の言語によって同時に、しかし異なる含意の下に配信する。日本の人民に向けては日本語で、以下のプレゼンテーションを贈る。
福島第一原発の再臨界事故は、たまたまこの不幸な原発のセキュリティが甘かったことを意味するのではない。日本の全原発は、すでにWRMすなわち世界リブート機構の管理下にあり、我々は任意の原発で任意の時期に任意の規模の臨界事故を起こすことができる。日本の原発制御システムは、インターネット以前のテクノロジーによって構築されており、ハッキングは困難である。ましてや廃炉過程にある福島第一原発の制御システムに侵入することは常識的な方法では不可能である。それにもかかわらず、我々がこの不幸な原発の制御システムを乗っ取ったということは、これが単なるサイバーテロではないことを意味している。我々が乗っ取ったのは、実は制御システムではなく、制御システムの制御システム、すなわちメタ制御システムとしての人である。ただし、広義の人であり、人の一部と化した電子デバイス、あるいは電子デバイスの一部と化した人を含んでいる。我々はこれをホモ・デヴァイシス(装置人)と呼ぶ。我々が限定なしに単なる人と言うとき、その意味するものはホモ・サピエンスではなく、ホモ・デヴァイシスである。
我々が日本で実行したこのイベントは、我々がこれから世界で同時的に企てるであろう革命の端緒に過ぎない。我々の革命の希望をここで簡潔に述べることはできない。全世界の全人民が我々と希望を共有したとき、我々は初めて我々の希望を明確に述べるだろう。
我々が我々の革命の起点として福島第一原発を、なかんずく日本を選んだのには理由がある。日本は世界で最も災害にフラジャイル(虚弱)な国であり、同時にまた世界で最も災害にレジリエント(強靱)な国である。それ故に日本は、我々が企てる革命のパイロットプレートとなるにふさわしく、実際そうなるだろう。
我々が最初に日本政府に期待するのは、首都東京の廃都である。これは遷都の勧告ではない。愚かにも日本政府が首都東京を温存し、あるいは遷都を企てるなら、我々は直ちに現首都あるいは新首都を攻撃するだろう。我々が最後に日本政府に期待するのは無政府化である。我々は日本人民が我々の仕掛ける未曾有の危機を切り抜けて、健全で平穏な無政府主義国家を希求し、そして実際にもそれを自らの耳で考え、指で選ぶことを期待している。
日本で成功するだろう我々の革命は、やがて世界を席巻するだろう。なぜなら世界の人民が日本の無政府主義革命を羨望することになるからである。かつて古代革命時代にはエジプト人とギリシャ人とローマ人と中華人が、産業革命時代には経済人たるイギリス人が、世界戦争時代には戦争人たるアメリカ人が賞賛されたように、歴史は無政府革命を成功させた日本人を賞賛し、地球儀は日本を中心に回転することになるだろう。ただし、真実はいつでも歴史とは異なる。日本に無政府主義革命をもたらすのは日本人ではなく、ましてや日本政府ではないだろう。
これから日本で起こるすべてのことは予め計算され、計画され、管理されている。どのような結果になろうとも、それは我々が希望し、画策し、煽動したことである。すでに日本政府と日本人民は我々の革命の人質となったのである。歴史は我が手中にある。




