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黒の代行者  作者: たまたまご
17/19

16~閑話・旅立ちの日の司祭様~

次の話に入る前に、裏話的なものをひとつ。

彼らは今日旅立ちました。


ふ~、やっと一息ですね。

しかし、まだまだ後始末には時間がかかりそうですね~

まずは炙り出したゴミ共を捕え尋問ですかね~

それから既に捕え、吐かせた背後関係の調査と殲滅もですね。

今回の作戦では意外と大物がかかりましたしね。

劣化神共の情報が入ればいいんですが。

なんにせよ主様にも報告と指示をもらう必要があるでしょう。

それから他の都市の従者とも、情報の共有と連携を取る必要があるでしょうね。

う~ん、まだまだやることが山積みですね~


今回のシロ君達を餌にしてあのゴミ共を釣るという主様の作戦はとても上手くいきました。

使徒を名乗るあの狂信者のゴミ共、シロ君が餌とも知らずに襲ってきてくれました。

いえ、罠だとは知っていたのかもしれませんね。

それでも飛び込まずにいられないほどに追い詰められていたのでしょう。


この街での我々教会の活動はすこぶる順調でしたから。


徐々に炙り出され狩られていく。

日に日に追い詰められていく。

そういう状況の中で感じる焦りや恐怖。

そんなかで、私たちがそれまで興味を持たなかったものをこれ見よがしに大切に扱う。

それも私の側近が直接ガードしている。

罠だと思っても、手を出さずにはいられなかったのでしょう。


実際に神託を受けた以上シロ君は重要人物でしたしね。

囮としての価値も十分にありました。

シロ君たちの安全を確保するために密かに私の同僚である他の従者達もこの街に来てくれました。

現在もシロ君達と同じ隊商に加わって密かに護衛をしてくれています。


主様の作戦とはいえ、これだけうまくいったのは久々でした。



あの子たちに少しだけ思いを馳せます。

今日旅立ったあの子たちにはこれから様々な試練があるでしょう。

ですがどうか穏やかな生を。

天寿を全うできる人生を。

凍えぬ夜を。

温かな炉端を。

人ととしての温もりのある人生を送ることを。

彼らに聖霊と大いなる混沌の加護があらんことを。




・・・さて、私は私の仕事をしましょう。

しばらくあの子たちの前途に温もりがあることを祈り、私は現実に戻る。

さあ、ここからは私の戦場です。

私は私の役割を果たしましょう。

今日旅立ったあの子たち。

いつかあの子たちと肩を並べ戦う日が来るのかもしれません。

あの子たちの為にも、さあ気合を入れて頑張りましょう!



主様=司祭様の上司である守護者

従者=守護者や代行者の直属の部下。司祭様もこの一人。アス、ベス、トウは司祭様の部下であり従者で   はない。

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