最初の話~神話~
~神話・創世記~
むか~し、むかしのお話です。
この世界がなかったころのお話です。
な~んにもない世界を光と闇の双子の聖霊が漂っていました。
あるとき聖霊は住む世界を失った4つの氏族に出会いました。
4人の氏族とは、人間族、獣人族、魔人族、妖精族のことです。
今生きている私たち4氏族のとお~い、と~お~いご先祖様で、始祖と呼ばれる方々です。
聖霊は、住む世界をなくし途方に暮れていた始祖様たちを憐れんで、始祖様たちと協力して新しい世界を作ることにしました。
まず聖霊が世界を作る足場として、中央世界を作りました。
そして4氏族のためにそれぞれに4つの世界を作りました。
魔人族の北方世界。
獣人族の西方世界。
人間族の南方世界。
妖精族の東方世界。
4つの氏族はそれぞれの世界に別れて暮らし始めました。
聖霊の元、4つの氏族は幸せに暮らしていました。
栄光の時代と呼ばれた幸せな時代でした。
長い平和な時が過ぎた頃です。
聖霊はこの世界を始祖様達に任せいずれともなく去っていきました。
始祖様たちは世界の創造を終え、世界をそれぞれの氏族にまかせ、天の御座にて長い眠りにつくことにしました。
始祖様達はこの世界を、いと高き天の御座より見守っています。