勧誘
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「・・・それで話っていうのは?」
「・・・アタシの話していいかい?」
「いいですよ」
「・・・アタシは元々スラム出身だった」
「物心ついた時にはスラムにいて生きるために盗みばかりしてた」
「この世界は子供に願しいですからね。誘拐も日常茶飯事だし」
「酷い見た目だったからなにもされなかったんだけどね」
「そしてヒラマとダンタ(孤児院を営む夫婦)に対して盗みを働いて、孤児院に誘われて今に至るってわけよ。」
「・・・あんたも孤児でしょ?うちの孤児院にくるつもりはない?」
「いや僕両親健在ですよ!!」
「わかったそれじゃあ入る手続きを・・・えっ?」
「じゃあなんで成人してないのに冒険者なんて危険な仕事してるんだい!?」
「いや普通に趣味です」
「・・・あと今まで隠してたことがあります。」
やっぱりこんないい人に嘘なんてつけない。
武装をとる
「僕の本当の名前はマリウス・フォン・グリセリス、グリセリス家の三男です。」
「あと・・・」
体中の強化系統の魔術を解除する。
「本当はもっと小さかったです。ごめんなさい」
「えぇ!!?!?」
「いろいろ嘘ついてすいません」
「・・・いいよ別に。それにしてもとんでもない人だったんだな」
「いやどうせ家督も相続しませんし」
「・・・まぁってことは孤児院には入らないということでよかったね?」
「はい」
「そっかー」
ちょっと残念がる感じと安心した感じのが合体したみたいな顔をする
「それじゃあなんてあのお金を払えなかったんだい?」
「普通に忘れてました」
こんな感じで話こんでいたらあっという間に夕方になってしまった。
もうかえらなくちゃ
「それじゃあまた明日」
「・・・明日も来るのかい? 貴族は忙しいんじゃないかい?」
「?恩人に恩返しするのは当然ですよ!・・・まあコミュニケーションは苦手ですけど」
「律儀なやつだね、それじゃあまた明日」
こうして帰路につくのであった。
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