少女の旅
小説のアイデアのメモを書き留めていましたら、ちょっと詩的になったので投稿してみました。
いずれこれを元に小説を書くかもしれませんが、いつになるかは分かりません。
逃げる 狭い道を駆け抜けて
捕まる 関係のない人さらい 車で知らない遠くを街へ
苦しい 臭くて気持ち悪い 暗くて狭い中に同じくらいの少女もいて
動かなくなった子は消えていく バラバラになって おじさんのお金になるのだそう
やがて わたしもお金に変わり 売れた一部は他の子の一部になった お金持ちの家の子
大きな家と 大きな犬と 優しい父と母と 穏やかな日々
それを 目を通して見ている 新しい私の中のわたしが
生活に不満はない だけど どこか物足りない
燻って 溜まる 欲求? 義務感? わたしは同じところに留まれない
そしてまた 逃げて 同じことの繰り返し
胸糞悪い話は苦手のはずなのに、なぜかスルスルと生み出される不思議。
それが評価されるのかは、また別の話だと思いますが。