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からす

作者: 川進

からす



駐車場脇の林から、

からすが、低く飛んで、出てきた。


車の横を歩いて、通りすぎ、

駐車場の、ど真ん中で、

立ち止まって、フンをした。


駐車場から、歩いて、出た。

道沿いに並ぶ、家の前を行く。


3軒分も、歩いて行ったところで、

住人が出てきて、やっと、飛んだ。

平屋の屋根に降りてから、

駐車場に、戻ってきた。


くちばしが、ずっと、開いている。


林から、もう一羽出てきたら、

地面の上で、羽をひろげ合って、

じゃれる。


縁石に、上がったり、降りたり。

餌を探すでもなく、無駄な動きを、

ずっと、している。


なんだか。

いつもと、違う。

いつもより、もっと、飛ばない。


もしかして。

君らは、まだ子供の、きょうだいか。

ふてぶてしくなく、はつらつとして、

幼い感じがするのは。

その、からだの大きさで。


でも、それなら、納得いくな。

歩く後ろ姿が、おむつしている、

小さい人みたいだ。


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