第3話 寺内家
朝食を食べ終わった僕こと醒井瞭は、テレビを見ていた
『今日は雲一つ無い天気になりそうです。熱中症には気を付けてお過ごし下さい。さて、本日は〜、、』
「最高気温も高いらしいし、今日は涼しく過ごす事にしよう。外にも出ることだしな」
今日はこれから寺内さんの家に行くのだが、別に緊張している訳ではない、、、いや、嘘だ。めちゃくちゃ緊張している。吐きそうなくらい緊張している。だってさ、だってさ!きょ、兄妹が出来るんだぜ?緊張するに決まっとるがなあ!!
僕は時間を確認する
“今は8:00、10:00までに向こうに着かなきゃいけないから、、そろそろ準備するか。”
この家から寺内さんの家まで歩いて15分くらい、心の準備も考慮すると、この時間からが妥当だろう。
そんな感じで、僕は寺内さんの家に行く準備を進めていった。
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「こ、ここが寺内家……」
もう見た感じお金持ちの家って感じの家だ
「いやぁ、相変わらず凄い家だなあ!」
隣りにいた親父が『えっへん』と威張りながらそう言った。
“何でこいつが威張ってるだ?”
「本当にこんな所で住んでいいのか?何と言うか、僕には縁のないような所だからさ。」
「そっかそっか!瞭にも可愛らしい一面もあるんだな!」
「うるせえ!」
そんなこんなで家へ入った
「おっじゃまっしまあす!!」
親父が意気揚々に言った
「お、おじゃまします。」
僕は親父とは対象的に恐る恐る家に入った。
「うおっ!」
中から涼しい風が吹いて来た。外は太陽が元気よく出ていて予報通り、雲一つ無かった。なので、この涼しさに僕は感動してしまった。
そんな余韻に浸っていると、ドタドタと階段から降りる音が聞こえた。
そして
「いらっしゃい!あなたが瞭ね。私は寺内 颯日っていうの、よろしくね!」
「よ、よろしくお願いします」
「ふっ、緊張してるな息子よ」
「誰だって緊張するだろ馬鹿親父!」
「ふふっ。さあ!上がって上がって!」
僕らは、急いで靴を脱いで颯日さんについて行った
「ここで待ってて!呼んでくるから!」
僕らはリビングらしき所まで案内された
「分かりました」
にしても
「外から見ても分かってたけど、凄く広い家だよなあ」
「今日からここに住むんだぞ瞭よ。」
「う〜ん、あんまし想像つかねえや」
「・・・。瞭よ、想像力というのが欠けてるようだな」
「違えぇよ!そういう意味じゃねえ!」
親父の方が想像力に関して欠けていると感じる僕であった。
そう騒いでいると、ドタドタと階段を降りる音がしたので、少しドキッ!っとした。
「おまたせ〜!皆、集まった事だし、自己紹介していきますか!」
僕はあまりの驚きに声が出なかった。
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まだまだ続くので、次回の話も読んでみて下さい!