第四章予告と第三章までの設定
第四章予告
夏休み。
新たな部員が加入し、活動を開始する科学部。
魔法エラーの修正。像換獣の管理。全ては順調に進んでいた。
だが、突如として水鞠家に危機が訪れる。
管理地に迫る最終期限。謎の改変現象。
コトリは当主としての決断を迫られる。
未来を賭けた魔法花火大会。その行方は。
第四章 魔法使いと夏花火
魔法使いとして覚醒する、日高誠の物語です。
よろしくお願い致します。
〈三章終了時の登場人物紹介 設定〉
※予告無く修正される場合があります。
※読まなくても問題ありません。
[日高誠]
高校一年生。
髪型は無造作な六四分けで、いつも眠そうな顔をしている。
父親の影響で古いゲームとアニメに詳しい。海外サッカーが好き。
六年前。自分の行動が原因で妹が危険な目に遭ってしまう。
その時から、全ての物事を遠避ける様になっていた。
コトリと出会う事で本当の願いを知り、本来の自分を取り戻す。
使用魔法は引力魔法。
能力範囲内の物なら引き寄せる事が出来る。
範囲外の物は暴走状態のみ引き寄せ可能だが、何故か時間を越える。
契約していない像換獣を引き寄せ、能力を使用するなど、不可解な事を起こす。
後に十二体の像換獣を操る魔法使いとして成長する事になる。
【日高が引き寄せた像換獣】
電伝六蟹
※仮契約中
電気と電波の魔法エラーを修復する蟹型像換獣。
その力は弱く、扱い辛い上に故障すると電撃を放出する。
水納菊石
※未契約
水のエラーを修復するアンモナイト型像換獣。
水鞠家の湖の底や魔法機器の要所などに設置されている。
摩操海亀
※未契約
摩擦のエラーを修復する海亀型像換獣。
[水鞠コトリ]
水鞠家の当主。
魔法による改変現象を最低限に抑える為、パンチのみで解決する。
日高との再会を願い、結晶体を生み出したが、最後は自らの手で破壊した。
奇跡が起き、日高と再会し今に至る。
科学部で「魔法暴走者」を管理し、教育している。
猫の様な瞳、短く揃えられた前髪、針金の様に真っ直ぐな長い髪。
パンツは水色。
【水鞠家の従者】
当主直属の魔法使いは現在三人。
戦闘時などはコードネームで呼ばれる事が多い。
[弓の魔法使い]
水鞠家最強の証、エースナンバーを持つ魔法使い。
弓形の結晶具「炎環の弓」による火の魔法で戦う。
日高には好意的で、他の従者と対立する事もある。
戦闘時に圧倒的不利になる制約を受けている。
魔法アバターは茶色い犬のヌイグルミ「弓犬」。
[壁の魔法使い 真壁スズカ]
壁のコードネームを持つ魔法使い。
板状の立体魔法陣で戦うが、基本的には防御魔法専門。
魔法機器に精通していて、水鞠家のシステムを担当している。
弓の魔法使いとは仲が悪く、日高を敵視している。
金髪碧眼ツインテールのギャルで怪しいギャル語を話す。
魔法アバターは金色のヤカンに手足の生えた「壁ヤカン」。
[鳥の魔法使い]
魔法局の契約魔法士だったが、弓の魔法使いとの契約決闘に敗れ水鞠家の従者となる。
特殊結界を操る実力者。
魔法アバターは青いオカメインコの姿をした「鳥肉」※仮称
日高の友人たち
[志本紗英]
文武両道、容姿端麗、学校のアイドル。
常に結晶体に狙われる、魔法使い業界の中でも有名人。
性格は少し惚けた所もある。
日高とコトリの出会いで未来が変化し、魔法の杭が反応。
曲げられた未来を強制的に修正。
結果、「ありえないシュチュエーション」を幾つも造り出す。
さらに、日高がコトリを選んだ事でカウンターとしての役割を発動。
魔法使いとして目覚め、圧倒的有利な立場で水鞠家を攻撃した。
魔法ハッカーとしての特殊能力を持つ。
今後は日高とコトリの仲を応援するらしい。
[三ノ宮菜々子]
吉田に恋するクラスメイト。
思い込みの激しい性格で、結晶体を生み出し日高を苦しめた。
痩せ型で色白。長い髪を持つ。
言葉足らずな部分がある。
魔法ではない謎の能力を与えられ、魔法現象を感知する。
結界の出入りが可能だが、その時の記憶は失われる。
水鞠家従者のアバターを二体とも危機的状況まで追い詰めた。
魔法アバター達の天敵。
[吉田玲二]
クラスメイトで友人。
細く鋭い目付きに短い髪、掠れた声を持つ。
外見から誤解されがちだが普通にいい奴っぽい。
魔法の素質が皆無で、この世界では特殊能力と言える。
濃いキャラ達の潤滑油になっている。
[日高美希]
日高の妹。
六年前に結晶体に襲われたが、魔法使いによって助けられた。
主張の強い眉毛がチャームポイントで、ショートカット。
日高とは似ていないが実妹。
【その他の設定】
[魔法使い]※魔法士とも呼ばれる。
世界が崩壊した五百年前。
魔法使いは巨大な杭を無数に作り出し、世界中の大地に突き刺した。
それにより世界崩壊は免れたが、未来を改変した反動によって強力な魔法エラーが生み出されてしまう。
魔法エラーや魔法現象を管理すべく、魔法使い達は管理地を結界で区切り、組織を形成した。
一族の当主は管理地内にある杭を護る事を使命としている。
[魔法空間]
魔法使いが持つ魔力の倉庫。
複雑な魔法の錬成を得意とする魔法使いは、魔法空間が広いと言われている。
[魔法エンジン]
魔法を生み出す核。
または魔力を注ぎ込む事で動作する魔法機器。
[魔法アバター]
魔法使いの分身体。
姿は本人の魔法性質に関わる「物」になる。
リアルタイムで本体とリンクしていない為、後で同期処理を行う必要がある。
その際、未来改変に関わる情報は削除される。
詳しくは第五章で語られる。
[契約決闘]
「魔法の進化」「信念」「誇り」
それらを理由に魔法使い同士での戦闘を行う事がある。
その場合、お互いが結界を創り出し、契約の元に執り行われる。
[魔法の杭]
五百年前に作られた巨大な杭。
壊れると世界が滅ぶと言われている。
魔法での未来改変の影響が一番のダメージとなる。
改変バランスを保つ為、謎の力で常に世界に影響を与え続ける。
[立体魔法陣]
魔法を起動する時に生まれる魔力の結晶。
魔法が完成すると砕け散る。
別の形に再構成させたり、武器として使用する。
血の伝承で受け継がれる立体魔法陣の武器を「結晶具」と呼ぶ。
[像換獣](魔法制御装置)
魔法使いの負担を減らす為に作られた生物型魔法ロボット。
小さな魔法エラーを自動で修復する。
修復した際に余剰になった魔力を使い自己を複製する。
増え過ぎるとエラーになる為、定期的に破壊する必要がある。
髪の毛や爪を切る感覚に近い。
魔法使いは像換獣と契約する事で個体を専用機として登録出来る。
契約後は契約者の魔法空間に格納。
魔力を消費して召喚する事が可能となる。
修正能力自体は低い。
強力な魔法使いにとっては契約に意味は無く、魔力の低い者が主に契約している。
杭が傾くと大きな影響を受ける。
[結晶体]
人の願いや恨み、欲望が魔法の暴走によって結晶化したもの。
空間を切り取り、時間を強制的に進ませ改変する「結界」を創り出す。
マネキン人形の様な形で、赤く透き通った体を持つ。
「核」を破壊する事で消滅させる事が出来る。
結晶体が破壊されると結界内の出来事は無かった事になる。
本体が願いを自覚しないまま結晶体を生み出した場合、核は生成されない。
破壊しても無限に再生し続ける。
結晶体は時間に応じて三段階に変化して行く。
第一段階
強度は低いが、探知が難しい。
全ての魔法使いが戦える訳では無い。
本体の願いを叶え、精神攻撃を行う。
第二段階
生み出した本体の姿になり、誰からも視認出来る様になる。
能力も複雑になり、破壊が困難になる。
無差別攻撃、物理攻撃を行う。
第三段階
本体に乗り移り、強力な未来改変が可能になる。
改変能力は本体の魔力に比例する。
ダメージを与えると本体ごと死ぬ場合がある。
杭に影響を与える能力を持つ。
[カウンター]
主に世界の修復が進み過ぎた時に出現。
魔法の杭から生み出される、魔法使いを妨害する能力者。
世界のバランスを保つ為に必要な存在。
三ノ宮菜々子はカウンターの能力を持っている。




