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第一段 いでや、この世に生まれては(4)

(原文)

ありたき事は、まことしき文の道、作文・和歌・管絃の道、又有職に、公事の方、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ。

手などつたなからず走りがき、声をかしくて拍子とり、いたましうするものから、下戸ならぬこそ男はよけれ。


(舞夢訳)

身につけるべきは、正式かつ様々な学識、漢詩、和歌、管弦などの教養。

有職故実と儀式などの知識や作法において、他人の模範となるようであれば、これ以上のものはない。

文字は、美しく、すらすらと書き、良い声を響かせて拍子を取り、酒を勧められて、多少は困ったような顔をしても、全く下戸ではないという男が、まさに好感が持てるのである。


なかなか、そんな男は滅多にはいない。

「ただ、そういう男が理想である」と言うのが、兼好氏の考え。


全てに通じていて、しかも、控えめな感じなのに、人の気を集める。

確かに、そんな人は現代人でも、お洒落である。

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