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ユリと料理

「今日はヴァンの好きな芋入りハンバーグにするよ」


「おお!俺ハンバーグ好き…って、つなぎが芋なのもユリらしいな」


「ふふん。芋をなめちゃいけないよ」


相変わらずの神業で芋を剥くユリの隣で俺はお湯を沸かし、ひき肉と卵を用意する。


こうしているとまるで夫婦みたいだなって…思っちまう。言わないけど。


ユリが剥いた芋を茹でていると急にユリがそばに来て


「ヴァンとこうやって料理するの、新婚さんみたい」


と小声で言って来た。


「お、俺も」


パリーンッ


「うわっ、ラムセス何してるんだよ」


「すまん…すぐ片付ける」


「俺がやるから座っててくれ」


ラムセスが割ってしまった皿の片づけをし、またユリの料理を手伝う。

出来上がると皆席に着いた。


俺とユリは芋入りハンバーグとパン、ラムセスは猫飯、スズちゃんは乾燥飼料、ジュニアはさっきアルム兄貴が残したオリエさんへの手紙を食べたからいらないそうだ。


「それではいただきます」


「「「いただきます」」」


うん、やっぱりユリの作る料理はうまいな。ユリがいなかったら俺餓死してるわ。


「ユリの料理はやっぱ最高だな」


「えへへ。ありがと、ヴァン」


可愛らしく顔を赤らめるユリにちょっとドキッとしてしまった。それがバレないように偏食二人組を見るとバリバリボリボリ硬い餌を食っている。うん、食生活合わないわ…。

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