【予告】
はじめましてのかた、お久しぶりのかたへ。
ようこそいらしてくれました。
予告を作ったのはプロットなしで書くと決めた今作に、少しばかりの間が欲しいなと思ったからでございます。整理をしたかったわけですね。
そんなかんじの言い訳が続きそうなので、ここらで締めておくとしましょうか。
【予告】
僕はいつも、ひとりだった。
ただ漠然と彷徨って、自分を見つけようとしていた。
誰かに言われた自分じゃ自分ではない気がして。
そうやって、何もかも遠ざけて孤独に生きた。
私はときどき、寂しかった。
もとからある自分を、誰かに認めてもらいたかった。
非人の事実を受け入れてなお運命に抗いたくて。
だからいま、魂が灯るのを感じて生きている。
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あの時始まった私/僕の物語は、今日も絶えず綴られているんだよ。
憎くて仕方がないよ。この先アナタを失うなんて。
だって、姉ちゃん、って呼びたくて。
だって、弟くん、って抱きたくて。
目の前の空気に触れて、目が覚めてしまっても、まだそこに温もりがある気がして。
手を伸ばしたその先に、あなたはいますか。
期待値がいかようなものか、私は推しはかることができませぬ。
この作品がよりよいものとなるよう、素直なご意見、感想、応援コメ等お待ちしておりますのでどうか。
批判コメ、ばしばしどうぞ。