寝所
お久しぶりです。
気まぐれとうこうですが
反応次第では調子に乗る
かもしれません
ダイアナの邸宅に押し掛ける、ダイアナは執務室で仕事をしているらしいと聞いて扉を開くと、山盛りの書類に埋もれているダイアナを発見した。
「この多忙な時に誰ぞ?」
もくもくと実務をこなしているダイアナは顔もあげないで聞いてくる、報酬を受け取りに来たとダイアナに告げるとようやく顔を上げる。
「そちか、報酬?、ああ、他の者に渡すように手配して措く、見てみよ、私の状況が解るか、やっても次から次から」
ダイアナは愚痴を言いながら机に突っ伏すと書類が数枚落ちたので拾い上げて観る、備品の経費の書類の様だが計算が間違えているなとダイアナに言うと突っ伏した状態で顔を上げて不思議そうな顔をする。
「見せてみよ、フム・・・確かに、そちは傭兵の身の上で計算が出来るのか?」
確かに傭兵なんてその日暮らしをしていて、学がない奴らは多いからな、たまたま傭兵なのに学者を目指したヤツに色々と勉強を観て貰うことがあってね、依頼主に報酬をピンはねされていないかとか、日常的に使用する知識等を色々教えて貰ったな。
「用件は終わったか、見ての通りに多忙だからな」
あ、そう言えば、これから何処で寝泊まりすればいいんだ?
「寝所か、そう言えば用意していないな、現在騎士の宿舎は一杯でな、昨晩は何処で寝泊まりしたのだ?」
気付いたら宿屋で寝ていたと、昨日の出来事を話すとダイアナはそれなら。
「そちは拠点は宿屋で良いではないか、宿泊代は軍費から出して措くから」
軽いなノリが、まぁいいか、寝所が確保できるなら、じゃまたな。
「うむ、用がある時は使用人を向けるからな、所在は言付けしておくようにな」
ダイアナに別れを言って帰り際に報酬を受けって宿屋に戻り、宿屋の主人にダイアナに言われたことを伝える。
「それならこの部屋を使え」
主人に案内された部屋は、今朝目が覚めた部屋とは違う部屋だった、部屋の中を見渡すと誰かが使用している様だが?、しかし、よくよく観ると住んでいた形跡は有るがしばらく使われた様子は無いようだが、これはどう言うことだろうか?
「数年前に死んだ息子の部屋だ、そろそろこの部屋も使ってやらないとな、あんたが住みやすい様にしてもらって構わない」
深くは聞かないけどいいのか?
使われ無くなり短くは無い日にちが過ぎている様だが、掃除や整備が行き届いていて客室よりも上等だった。
「娘と嫁には伝えておく、これがこの部屋の鍵だ」
鍵を手渡して、威圧的な顔が少しだけ寂しそうに笑って厨房に戻っていく。
寝所を確認出来たので、装備を外して身軽な格好に着替える、さて、どうしよっかな?、ダイアナからの連絡が無いなら仕事は休みだろうなら酒場でも行くか。
部屋を出て酒場に行くとまた主人と会う。
「丁度いい所に来た」
なんだ、なにが丁度いい?
「食材が足りない娘と買い出しに行け」
あれ、客だよねこっちは?何故?
「家の娘とは買い物には行けないのか!?」
凄まじい形相と圧で迫ってくる主人と後ろからお盆で頭を叩かれる主人。
「ごめんなさいお兄さん、何時もならお母さんが店番してお父さんと買い出しに行くですけど、今日はお母さんは用事で家にいなくて、お兄さんがもし予定が無ければお願いしたいんです」
丁寧に頭を下げてから上目遣いで迫ってくる、宿屋の主人とは違う威圧感がある、男なら回避が厳しい威力だ、まぁこっちは予定が無いから回避する必要は無いから首肯く。
「わぁー、ありがとうございますお兄さん、今準備してきますね」
宿屋の娘は早足で奥に引っ込んで行くと、宿屋の主人が肩に手を置いて。
「娘に何か有ったら分かっているな」
親指を突き立て、それを下にして首をかっ切るジェスチヤーをする、こええよ色々と思っていると娘が戻ってくる、主人はなにもなかった様に厨房に戻っていく。
「それじゃ行きましょお兄さん♪」
とてもいい笑顔で笑う宿屋の娘に手を引かれて宿屋を後にする、背後から主人がものすごい形相に成っていた、もしかしても、気軽に引き受けたが早まったか!?