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戦場の出会い

亀投稿、見切り発車、ストックなし、思いつき

前途多難で書いております。


作風のために過激な描写があります、苦手な方はお引き取りください



編集11月14日

主人公の言葉、描写変更・追加

 轟音が響き渡る共に熱が押し寄せてくる


 畜生


 そんな言葉が漏れた心の中に広がっている、直撃した奴らはまだ幸せだっただろう、キルゾーン別名で殺傷有効範囲にいた奴らの事で、それが少しでも外れている奴らは地獄だ、つまりは


「腕が俺の腕が」


 片方の腕が吹き飛ばされて腕を探して徘徊する奴や


「消してくれ、火を、あがああが、」


 殺傷するほどの傷は負っていないが火だるまになって転がっている奴などなどだ、こんな奴らは放置されて苦しんだ末に死ぬ。

 第一斉射が終わったのだろう、ラッパの音が戦場に響き渡ると機動力を持つ奴らが敵に向かってチャージ(突撃)を敢行する

 しばらくして敵の機動部隊の衝突が終了したが未だに両軍共に勢力を維持している。

 再びラッパが鳴る、畜生、俺はこのラッパの音が聞きたくなかった、何故ならば今回鳴ったラッパの意味は歩兵部隊の突撃準備を開始せよ意味する。


「畜生、畜生、やるしかねーか」


 周辺にいる奴らはそんなことを口に出して自分を鼓舞する、こちらも背中に背負っていた武器を抜き身にして次の合図を待つ、ヒリヒリとした空気の中で、早く、早く合図をと待つ、突撃は嫌だが、合図が来なければ第二斉射が始まり何もせずに死ぬ事になる、ただ、それだけはは嫌だった。

 戦場に神様なんて一人しかいないが、今回も死神に嫌われたようだ。


「突撃開始」


 各部隊長達が突撃開始号令を出していた、号令を出された歩兵達は叫び声を上げながら敵軍に突撃を敢行するが、その前に越えなければならない壁が立ちは塞がる、両軍から弓兵による一斉曲射が飛び込んでくる、両軍から降り注ぐ矢は敵味方関わらずに歩兵達を襲いかかる

 自分に直撃する矢だけ二、三度たたき落とした、その後は周辺にある矢が刺さった死体を矢の盾にして突き進む、それでようやく両軍は敵の歩兵と対峙する事が出来た、味方を誤射することを恐れて矢の斉射は止む、矢が飛んでこない事を確認して死体を放り投げて敵歩兵部隊を望む


 敵の歩兵を見るが五体満足で立っている奴の方が少なく、身体に矢など刺さったままになっていたり、生きていることが不思議な奴さえいるのだが、こちらの陣営も同じ感じなっている


 息をつく間もなく両軍の歩兵達が衝突する、この歩兵達を突破しなければ後続の部隊に押し潰されるその為に死物狂いで前進しなければ行けない、前門の虎後門の狼の状況下では誰も助けてはくれない、この戦場では一兵の命は余りにも軽いのであるから。


「畜生、死にたくねぇ」


 誰かのそんな声が聞こえたが、そんな事を気にしている暇はなく武器を振るって敵歩兵を屠っていくが、数度振るうと武器が血脂で滑り手から離れる、手に武器を持たない奴が居れば戦場では格好の的だ、急いで背中の武器に手を伸ばしながら地面に横たわっている死体を引き起こす。


 敵の武器は死体を貫通させるが、こっちまで刃が届かないすると立場が逆転する、死体を手放して敵を切り伏せる。


 どうにか敵の歩兵部隊を突破する、痺れた両手に武器を握っている事だけを確認して、周囲や戦況も確認する間も無く敵本陣に向かってひたすらに走る


 それからどれぐらい経過したのだろうか、気が付けばこちらの軍の大将首が取られて自軍の部隊も瓦解して敗走していた、自分も敗走したかったのだが状況がそれを許してくれない、周囲には敵軍に囲まれて味方は確認する事が出来ない、そんな状況で敵軍は襲いかかっては来ないのは、この両手に持っている武器が敵大将の首に添えられている為になんとかまだ死んでいない状態だったが、いい加減両腕が限界を訴えている。


 敵大将の首から武器を離して地面に投げ捨てる、そして降参の意思表示に両手を挙げると周囲を囲んでいた兵士が殺到する。


「まて、この者に手を出すな」


 既の所で凶刃が貫こうとした時に、戦場に似つかわしくない女性の声が響き渡る。


 声のした方に顔を向けると敵の波が引く様に現れたのは、先程までご一緒していた敵大将だった、敵大将が兜を脱ぐとその下から現れたのは、やはり戦場に似つかわはない美しい髪を持った女性が顔を見せた。


「この者の命は私が預かる」


 どうにかこの場では死なずに済んだようだが、絶賛に絶望的な風前の灯火のようだ。


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