趣味
私の趣味は人並みにあるが、一つに囲碁というものがある。趣味だといっているが人を対面においての勝負はしたことが無い。遊びですらない。相手がいなかった。一人本を読み、ルール、用語、手の進め方、勝敗の付け方を学んだ。ただ実践することが無かった。これは学校の授業と一緒なのではないだろうか。実践してこその知識なのではないのか。無駄ではないのか。そう人にいう。
人は私に行動しろという。学びの教室があるからそこに行けば対戦できるという。車で30分のところにあるではないかという。ネットでも対戦できるという。何故行動しないという。
私は、距離が遠く初めての場所が緊張するという。ネットは対戦の白熱さがないという。理由があるという。
やはり私は逃げているのだろう。その先に楽しみが待っているかもしれないのに。変化しきれない。それが自分なのだろう。趣味ですら自分の業が付きまとう。