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お題をもらって詩を書いてみた。

白の焔

作者: 悠凪

白く神聖な焔の夜に

銀色の涙を捧げましょう



いい子にしてたらサンタクロースは来るのよ



幼い頃に母がいっていた言葉

信じてる訳じゃない

大人になってそんなことは嘘だと知ってる



それなりに

私なりに真剣に生きてきた

真面目に一度しかない時間を抱き締めてきた



でも毎年サンタクロースは来なかった



いい子じゃないから



私がいい子じゃないから

白い焔は黒に変わる



深淵の黒の焔が私を照らし

嘲り

傷つけ

切り刻む



聖なる私の黒き夜



白に変わるのはいつなのだろう

黒に何色を混ぜれば白になるの



そればかりを考えていたら

白い夜は終わってしまう



そしてまた

サンタクロースに会えるように

私は色を混ぜ続ける



今宵は銀の涙

明日は紅い涙

毎日身を傷つけ

この世の色のすべてを混ぜ合わせる



一年後

何色の焔が夜を飾るのか



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