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200文字小説集

一寸先は…(200文字小説)

作者: 日下部良介

雨脚が強くなってきた。

 一寸先も見えない。

 馴染の店で飲んでいた僕たちには傘が無い。

 店を出る時にマスターが傘を1本貸してくれた。

 二人で小さな傘に入って歩き出す。

「どうせなら2本貸してくれればいいのに」

 彼女はちょっと不満そう。


 僕は彼女が濡れないように傘をさす。

 それに気が付いた彼女が僕に体を寄せてくれた。

 そして、僕を見上げて言った。

「やっぱり1本で良かったね」

「どうして?」

「バカ!」

「好きだよ」

「バカ!」





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― 新着の感想 ―
[一言] 暫く「なろう」そのものから離れていたのですが、久しぶりにログインしてみると、日下部さんの200文字小説が沢山更新されていてびっくりしました。 よくネタがあるものですね。羨ましいです。 今日ま…
[一言] 大好きなシチュエーションです! ありがとうございます。
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