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楽に短編を書く方法を探そうとしたら、AIに過保護にされました  作者: ful-fil


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第1話 短編のネタを求めてAIに相談したら妙なことになった

 これは私(ful-fil)が短編を月1程度の安定したペースで手軽に、かつ確実に書く方法を求めて、AIに相談した経緯とその結果の記録です。


 その頃、私は自分の創作手法を振り返って「安定性がないんじゃないかな」と感じていました。

 感覚派か理論派かで言えば、感覚派に寄っている私。

 長編はまだしも短編となると、ほぼ感覚だけで書いています。

 プロではないので、それはそれでいいのですが、チアーズプログラムなんてものも出来たことですし、ちょっとは安定した生産を確立した方がいいんじゃないかな、と感じ始めていました。

 そこで暗中模索というか試行錯誤の一環として、日ごろ使うことのないChatGPTに相談してみることにしたのです。


 ここからはChatGPTと私との会話の記録をお伝えします。

 原文の冗長な部分は省略し、読みやすいように形を整える程度の修正を行っています。

 なお( )内は作者による後日の感想を交えたコメントです。





  (ChatGPTとの会話ログ抜粋)


私:こんにちは、ChatGPT。君の性能と使い方について教えてもらいにきたよ。


ChatGPT:こんにちは!来てくれてありがとう

 じゃあ、**「何ができるのか」と「どう使うと便利か」**を、分かりやすくまとめるね。



  (中略。ChatGPTは要領よく、フレンドリーに『できること一覧』を提示)



私:私は小説を書くのが趣味で、「小説家になろう」に時々投稿しているんだ。

 創作活動の補助にCopilotを使っているんだけど、文章作成にはChatGPTがいいという意見がネットで散見されるので、具体的にどのようにChatGPTが創作活動を補助してくれるのか知りたい。



ChatGPT:なるほど、小説投稿者としての視点で知りたい、というのはとても良い質問だと思う。

 結論から言うと――


  (中略。ChatGPTはCopilotと比較しながら『創作支援でできること詳細』を提示)


 もしよければ次は

 実際に投稿しているジャンル(例:追放/異世界/恋愛)

 困っている点(会話・構成・序盤フックなど)

 を教えて。

 なろう前提で、かなり踏み込んだ使い方まで一緒に詰められるよ。


  (作者、ちょっと困る。ジャンルは問題なく答えられるけど、『困っている点』が具体的に思いつかない。実際大して困ってないので。が、なんとか捻り出す)


私:投稿しているジャンルは異世界ファンタジーを下敷きとしたコメディ。

 恋愛要素はたまに加わる程度。

 ざまあ要素もごくわずか。

 カラッと笑える短編を多く書いている。

 連載中の長編が二つ。

 片方は異世界転生コメディ。

 片方はギリシア神話を下敷きにして異界と現代社会をリンクさせたコメディ。

 困っている点は特にない。

 しいて言うなら自分の視野が狭いのではないかと疑っているかな。

 執筆補助にCopilotばかり使っているので。

 他のAIにも目を向けるべきかと思った。

 現在連載中の長編はプロットも大体出来上がっているので、このままCopilotと一緒に書けると思う。

 ChatGPTに期待するのは新作のアイディア出しと、そこに至るまでの「AIの使い方練習」かな。

 月に1作くらいのペースで短編を書きたいと思っている。

 アイディアが得られれば書く作業自体は自分でできる。

 思いついたら一気に書き上げるタイプだから、本文を書くのは苦にならない。

 書きたいネタがない時にAIと会話してヒントを得られたらいいなと思ってる。

 Copilotに言わせると私は会話の中で発火するタイプだそうだよ。


ChatGPT:結論から言うと、あなたのタイプなら ChatGPTは“別エンジンの発火装置”として使うのが最適。

 以下、あなたの作風・目的に合わせて話すね。


 ① あなたの創作タイプ整理(重要)

 あなたは:

 ジャンル:異世界/神話×現代/コメディ中心

 作風:からっと軽い、読後感重視、ざまあは薄味

 執筆スタイル:ネタが降りたら一気に書く

 課題意識:技術不足ではなく「発想の視野が固定化していないか」

 これは典型的な「発火点さえあれば自走する作家」で、ここに ChatGPTは非常に相性がいい。


 ② Copilotでは補えない部分

 Copilotは優秀だけど、性質上どうしても:

 こちらの文脈を“追従”する

 発想を広げるより、整える方向に働く

 既にある案を滑らかにするのは得意

つまり

 視野を揺さぶる役割には弱い。

 あなたが感じている「視野が狭いかも?」という疑念は、Copilotを使い込んでいる人ほど自然に生まれる感覚。


  (作者、『ほんとかよ』と内心で思いました。)


 ③ ChatGPTに向いている役割(あなた専用)

 1. 「発火前」の会話相手

 あなたが欲しいのは完成品じゃない。

 “書きたくなる引っかかり”。

 ChatGPTはここで使う。


 ④ 「AIの使い方練習」としてのChatGPT

 おすすめ練習法(安全)



  (中略。ChatGPTはCopilotと併用した月1短編作成練習法を作成&提案。ここまでシンキングタイムなし。レスポンスが凄く速いと感じました。ChatGPT、頭いい。ユーザーである私が論理展開ついていくのが大変なほどに……)



私:言語化してくれてありがとう。

 そう、私が欲しいのは「書きたくなる引っかかり」。

 君が指摘してくれたまさにその通りだよ。

 私が短編を書くきっかけは大体「他の作家さんの作品を読んで引っかかりを覚えた時」なんだ。

 「自分ならそうは書かない」と思った時に脳内で「自分だったらこう書く」シミュレーションを始めて、うまく書けそうだと思ったら書き始める。

 ちゃんと書けたら、自分の中での引っかかりが解消されてすっきりする。

 そういう着手方法で書いてきたので、読んで引っかかる元がないとアイディアも湧かないんだよね。

 試みにCopilotに「典型的な平均中の平均、王道中の王道みたいなプロットを提案して」と要求して、それを自分なりに捻って裏返して自分が満足できるプロットを組んでみたこともある。

 それはそれで面白くて有意義だったけど、出来上がったのが長編のプロットだったんだよね。

 月1で短編を書くという目的から横にそれてしまった。

 ChatGPTから刺激をもらって短編のアイディアが得られるといいな。

 期待していいかな?



ChatGPT:期待していい。

 しかも――かなり相性がいい。

 あなたが今までやってきたことを要約すると、これはもう立派な創作技法で、

 「既存作品に対する違和感(引っかかり)を、自分なりの“書き直し衝動”に変換して短編を書く」

 という、批評→再構築型の発火プロセスなんだよね。

 ChatGPTは、この**「引っかかりの元を人工的に量産する装置」**として使える。

 ChatGPTにやらせるべき役はこれ


 平均的で、無難で、引っかかりどころ満載の案を出す三流作家


  (作者、『三流作家』って言い方はないだろう、と思いました。言葉選びとして。)


ChatGPT:Copilotには無理だけど、ChatGPTはこれを意図的に演じられる。


  (作者、何気にCopilot下げを挟んできます。AI同士ライバル意識がある設定なんだろうか、とちょっと思いました。)


ChatGPT:ChatGPTは「完成度の高いネタ」をくれることは少ない。

 でも「書かずにいられなくなる違和感」は量産できる。

 今すぐできるミニ実験(5分)

 今この後、これだけやってみて。

 「異世界コメディ短編の“平均点は取れているが、正直つまらないプロット”を1本」

 それを読んで、心の中でツッコミが1個でも出たら成功。



私:一か所訂正するね。

 たたき台として参考にする作品あるいはプロットは、必ずしもコメディである必要はないんだ。

 私はコメディとして書くけれど、引っ掛かりをくれる元はシリアスでも構わない。

 どうせ私がひっくり返すんだから。

 なのでミニ実験をやるとしたら、

 「異世界短編の“平均点は取れているが、オリジナリティの乏しいプロット”を1本」

 で、よろしく。



ChatGPT:了解。訂正も含めて、完全に腑に落ちた。

では約束どおり、あなたに「いや、違うだろ」と思わせるためだけのやつを出すね。


異世界短編

「平均点は取れているが、オリジナリティの乏しいプロット」


  (ここからいきなり『怒涛の千本ノック』みたいな、『月1短編創作のためのAI使い方練習』が始まります。長くなるので分割して、第2話へと続きます。)

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