(スピ)罰って本当に当たるんだ
〜あんころもちが小学生の時のお話〜
私の家は父親が今で言うDVモラハラな人で、まぁ理不尽に殴られたり、蹴られたり、暴言を吐かれたりしておりまして、その日もよく分からない事で怒られくさくさして近所の神社までトコトコ歩いて行きました。
その神社はあんころジィちゃんが大切にしていた神社で祭りやなんやらは必ず参加していました。
石で作られた狛犬がいて大きめなお社で周りは雑木林に囲まれ、大きな大きなイチョウの御神木がある素敵な神社で、時々子供が敷地内で遊んだりしていました。
神社に着いて周りを見渡すと狛犬が目にとまり、弟や男の子達が登ったりして遊んでいた事を思い出しました。
イライラしていた私はその狛犬に苛立ちをぶつけるように蹴り上げました。
(皆も蹴ったり登ったりしていたし別にいいだろう。神様なんかいない。)
そんな事を思いながら。
その次の日から何故か見られている気がします。
それは外に出ている時ばかりでした。
何日かした後、友達と約束があったので自転車で出掛けました。
約束の場所の近くには殆ど使われていない、うっそうと草に覆われた用水路がありました。
(ここ気持ち悪いし、ここに落ちたらやだなー)と思いながら通り過ぎようとした時。
そのうっそうとした草の陰から獅子のようなモノが飛び出して私の襟首を猫の子のように噛み、用水路に自転車ごと引きずられて落とされたのです。
たまたま友達も近くにいてその光景を見ていたのですが、「フラフラと突っ込んでいったけど何でそんなとこ入ったの?」と助けられながら言われて、友達には獅子は見えていませんでした。
助けられて自分の現状を見てみると、泥だらけで服が上下ともズダボロで遊べません。
友達と別れて、身体の色んな所が痛くて自転車も乗れないからきっと擦り傷や打撲傷がいっぱいあるんだろうなーと泣きながら帰り、服がズタズタなので発狂した母親に経緯を話したら怒られ、風呂場へ直行。
お風呂で泥を落としてキレイにするとなんと
パッと見、ケガを一切してないんです。
服はお母さんが「人になんかされたんか?!」と発狂するほどズタズタなのに。
お風呂から上がって母親に背中とかケガ無いか見てもらっても腰にちょっと青あざが1つある位で。
学んだ事は1つ
バチは本当に当たる!
次の日速攻謝りに行きました。