(スピ)宗派が違えば
〜あんころが20代後半の頃のお話〜
私の実家では田舎なのもあってお寺の檀家になっていました。
地域的に曹洞宗が多く、うちもそうでした。
母方の実家もそうで毎年お盆の時期になるとお坊さんがカブに乗って家々を巡りお経をあげて下さります。
ある年に仕事の疲れもあり仏間の隣の部屋でウトウトとしていました。
丁度その時にお坊さんが来てお経をあげて下さっているのをウトウトとしたまま聞いていたら、ふわっと身体が少し浮く感覚と共に、水の中をたゆたい、水滴が❨ぽたん、、、、ぽたんと❩落ちてくる感覚が。
(とっても気持ちいいな〜)
と思いながらそのままその感覚を楽しんでいました。
お経の間その感覚が続き、終わると同時にふっと消えてしまいました。
この宗派だからこの感覚なのか、このお坊さんだからこの感覚になるのか、他を知らないのでお経とは気持ちの良いものなのだと感じていました。
その数年後、親戚の別の宗派の法事に出席する事になりました。
その宗派は何だったか忘れましたが、開祖は空海さん系の密教と言われるものの宗派でした。
(すげー!印組んでる!手はやっぱり隠すのね!)
不謹慎ながら興奮してお坊さんを観察していました。
松明を模した棒で梵字を書く行程に来た時。
梵字が炎で書かれて浮かび上がるだと、、、?!
(この人本物だ!なんでこんな田舎に?)
今まで何度か家の法事に参列した事はあれどこんな事なんて一度も無かったので驚愕しました。
その後のお経も凄く強くて終わる頃には疲弊する程でした。
その帰り道。
あんころ母に車を運転してもらって助手席のシートを倒し気味にして身を預けていると
視線を感じる。
窓の外から。
嫌な感じは無いのでふと見てみると。
中国風の甲冑を着た美丈夫が雲で描かれている。
誰?!と思うのと同時にあ!この方っていわゆる「天」が名前の最後につく神様だ!と気づく。
あんころ母に言うも見えないらしい。
「こんなにハッキリ見えるのになんで?!っていうかどう見えてるの?!」
と聞くと
[普通の空。]
との事。
なんでやねん。
こんなに神様見えるの初めて過ぎて分からない!
共有したい!
写真撮ろうとすると怒りの波動。
そうよね。神様撮られるの好きじゃない。
ごめんなさい。
諦めよう。
その後も何度かその親戚の法事に参加する度にヘトヘトになり、帰り道でその度に違う神様を見るという事がありました。
一度その和尚さんとゆっくりお話をする機会があれば、、!!と願っております。
宗派が違えば見えるモノも違うという気付きでした。




