表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旅する鍛冶師と勇者たち。  作者: バドライ
61/70

カズヒコ編④レオスの森

すいません…いつもより文字数少ないです

それにしても、本当にこのルートでいけるのか。

[マイポジション]に示された{エフィル}までの最短ルートを行くため、木々が()(しげ)る森の中を進んでいた和彦は何度もそう思っていた。

盗賊との戦闘を終えてから30分も経たないうちに{レオスの森}と呼ばれる森に入ったが、道なき道を進むにつれて、だんだんと方向感覚麻痺してきたのである。

幸い、和彦は魔道具により遭難は防げるが、どこまで進んでも同じような景色なので[マイポジション]が故障したのではないかと思ってしまう。


「アオォォーン…」


森のどこかで発せられたその声は、一瞬にして和彦を警戒させた。

レオスの森には多種多様なモンスターが生息しており、その中でも森の番犬と呼ばれるモンスター、

レオスウルフの声だ。レオスウルフは群れで行動し、あちらこちらに巨大な根が露出しているレオスの森の地面をものともせず、とにかく素早い動きと鋭い爪や牙による高い攻撃力をもっている厄介極まりない。


ダッダッダッ、という足音がだんだん近づいてくる。和彦は鞘から刀を抜き、耳を澄ませた。

どうやら囲まれているらしく、足音は全方向から聞こえてくる。

示し合わせたのか、同時に木の裏から出現したレオスウルフの数に思わず驚いた。

何故なら10頭ものレオスウルフがいたからだ。普通、レオスウルフは5~9頭ほどの群れで行動するので珍しい。


「ワオォォォーーン!!」


和彦の前方にいるレオスウルフが雄たけびをあげると、周りのレオスウルフ達も一斉に襲いかかってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ