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旅する鍛冶師と勇者たち。  作者: バドライ
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太古の種族

アークデーモンというのは、太古に滅びた伝説の種族らしい。


『魔人族』の王、『魔王』。初代魔王を名乗った種族はアークデーモンだった。

その名はフィン・マンチェル。

とても好戦的でよく他種族と戦争をしていたので魔王の事をいつしか魔人族以外の種族はこう呼ぶようになった。『戦場の悪魔』と。


しかし、彼は突然消えてしまう。

彼が消えた後、チャンスを逃さず魔人族の一部のフィンの行動に反対する勢力が戦争などという過ちを二度と繰り返さないようにするため、フィンの一族――アークデーモンを根絶やしにした。

その後、アークデーモンを見た者は誰ひとりいないという。

ちなみに残念ながら今の魔王はフィン程ではないが好戦的な者が魔王になってしまい、各地で戦争を起こしている。



「…とまぁ、俺が知っているのはこの辺のちょっとしたことしかないんだ。すまないな。」

「さっすが師匠!ジアが思った通り物知りです!」


何故か誇らしげに胸を張るジア。


「お前が胸を張ると所じゃないだろ。」


と冷静にツッコミを入れられた。


「あの、僕に何かお礼させて頂けませんか?貴重な情報を頂いたので…」

「いいのか?なら、武器を作ってほしい――と言いたい所だが、さすがに作れる奴はいないよな…」


強志に視線が向けられる。


「あの…僕、修行してた事があるので作れますけど…」

「本当か!?」

「ま、まあ…一応。」

「俺、一応この村で鍛冶師やってるんだが跡取りがいないどころか従業員すらいなくてな…

しかもロックゴーレムを退治しようと思ったものの、道中でコケちまって…」


苦笑いしながら照れ隠しなのか頭を掻いている。


「ジア、工房に連れて行ってくれ。」

「了解です師匠!ということで、こっちです!すぐ近くの建物です!」


そう言われたので強志達はジアについて行った。

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