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男だけど踊り子しか選べませんでした  作者: 嵩魏 燐璃
1章
9/10

8 スキルを発動できました

すみません遅れましたっ!

黒歴史を思い出して精神的に死ぬか蜂共に殺されて肉団子になるか…どっちを選んでも死ぬじゃねぇか!


〈いやいやいや、黒歴史思い出してもリアルに死ぬわけじゃないんだし早くしなよー。〉


「うっせぇぇ!!恥ずか死するんだよ!てかなんで俺の固有スキルはこんなんなんだ!?」


〈それも後でねー。あっ!後ろ後ろ!蜂が回り込んでるよ!〉


「うぉぉっ!?」


蜂共に肉団子にされるのと黒歴史…くそっ!折角菩薩が異世界に行かせてくれたんだ、楽しむまでは死ぬ訳にはいかねぇ。黒歴史を思い出してやるよ!


あれは学生だった時の事だ…授業中に男特有の生理現象に見舞われた俺は何とか収めようとしていた…しかし無常にも担任に指名されてしまいどうにも出来なかった俺は無視を決め込んだ。当然の如く担任は早く立て!と急かして来たがそれどころじゃなかった俺は「もうたってんだよ!!」と叫んでしまった。静まり返る教室、女子からの冷たい眼差しに男子からの同情の視線、いたたまれなくなった担任がすまん。と言いながら授業を再開したんだっけな確か。ぐふっ…


〈あははははははっ!!〉


「笑ってんじゃねぇぇ!!あの時は恥ずかしさの余り死にたくなったんだからな!?」


ピロンッ

固有スキル《自家発電 羞恥》を使用します。


上昇させるステータスを3つ選んで下さい。現在の上昇値は1つに付き最高で100までです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔生命〕712 《+100

〔体力〕569

〔剛力〕692《+220

〔俊敏〕50

〔守護〕97

〔知性〕71

〔魔法〕101

〔幸運〕ーー

〔精神〕82《+20

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「発動した!?」


〈当たり前だよー。疑ってたのー?酷いなぁ〉


「疑う方が当たり前だろ!いきなり頭ん中に話しかけて来て私は菩薩だ。なんて言う奴を信用出来るか!?しかも戦闘中に黒歴史を思い出して悶えろ!って言う奴を!」


〈いやまぁそー言われたら信用しづらいけどさ。てか何気に君の僕に対する扱い酷くない?〉


ギギィンッ!!


「ぐーーっ!!っはぁ!黒歴史をほじくりかえして笑った奴には丁度良い扱いだろ!」



〈…一応君をこっちの世界に移住させてあげたの僕なんだけどなぁ…なんなら地面に落ちる瞬間に戻してあげようか?〉


「ごめんなさいそれだけは勘弁して下さい」


〈素直でよろしい。それでどのステータスを3つ上昇させるの?〉


「一つのステータスに重ね掛けは出来るのか!?「ガチッ!!」っと危ねぇ!」


〈今のLvだと2回までなら出来るよ〜〉


「なら俊敏を200と剛力を100だっ!」


ピロンッ

固有スキル《自家発電 羞恥》を使用しました。次の使用可能時間は半日後です。


「なっ!?クールタイムあるのかよっ!」


〈いやそうでしょ常識的に考えて。大体クールタイム無しでポンポンステータスアップ出来るならそれこそチートでしょ?普通は補助呪文でもバフ効果は+20とかあれば宮廷魔術師レベルなんだからね?しかも1度掛けた補助呪文は1日は同じ人に掛けられないし〉


「それなら納得だっ!!っと」


〈おー!今のよく避けたね!まぁ納得したなら良いよ。所でなんで俊敏に200も+したの?君は馬鹿なんだから剛力に全振りするかと思って笑って貶して脳筋ゴリラって弄る準備してたのに〉


「蜂共がブンブンうるせーから一気にたたっ切る為だよ菩薩(きちく)ぅぅぅ!!」


〈あれ…なんかルビが違う気がする…〉


「気のせいだっ!とりあえず今は蜂共ぶっ倒すからまた後でなっ!」


〈少々解せぬって感じだけど…まぁ良いや。ならまた後でね〜。準備出来たら呼んでよ。迎えにいくからさ〉


「おうっ!」


〈じゃあね〜。そんな虫に殺られないでよ?〉


「分かってるよ!」


…やっと行ったか。スキルの説明はありがたかったけどとんだサド菩薩だったぜ…


閲覧ありがとうございます!

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