7 菩薩が話しかけて来ました。
ご無沙汰です。明けてましたおめでとうございます。相変わらず拙い文ですが本年もよろしくお願いします
隊長蜂な奴はLVと危険色も高いから後回しにしてまずは周りの蜂から片付ける!!スピード重視で一気にーーー!!
「うぉぉらぁぁぁっ!!」
ザシュッーーーーー!!
よし!片側の脚を切り落とせた!ちゃんとダメージは与えれる!このまま横薙ぎに首を…
っ!?
「くっそ、周りの蜂が庇いやがった!」
仲間意識強すぎんだろ!なんで見た目スズメバチみたいなのにミツバチみたいに仲間意識強いんだよ!いや、でも仲間を庇っているって事は蜂は攻めにくくなったって事だな。それにまだ敵として見られていない!
「それなら畳み掛けてやるっ!」
庇ってる蜂の体、心臓の場所を狙ってーーー
ブンッーー!ドジャッ!!
「ギィィィィィィ!!」硬ってぇ!だがまずは1匹!!
「ギギギッ!?」
「ギガッ!ガッ!」
「ガチガチガチガチッ!!」
警戒音!!くそっ、完全に敵として見られたか!!仲間とコミュニケーションとる知能もあるみたいだし厄介だな!だけど1匹減らしたお陰でコンビネーションが取りずらくなってやがる。他の蜂を斬りながらこのまま隊長蜂までっ!
「うぅぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ザンッ!!ザンッ!!ザシュッ!!ーーー
マジで硬ぇ!腕が痺れてきたが後は隊長蜂のみ!しかも目の前の蜂が一瞬で居なくなったから呆然としているのか動かねぇ!
「とったァァァァァァァァ!!」
喰らいやがれ!…っ!
「ビビビビビビビビッ!!」
なんだアレ!?魔法陣か!?顎の前にちっさい魔法陣が出るとかファンタジー過ぎんだろ!てかもしかして固有スキルか?確か名前は同族徴収。だとしたら…
「ギギギギギギッ!!」
「ガチガチガチガチッ!!」
「くっそ!蜂共が増えやがった!隊長蜂を後回しにしたのは失敗だったか!」
一体どうしたらこの状況を切り抜けれる?隊長蜂を倒そうにも他の蜂が邪魔で倒せねぇ。しかも隊長蜂から何か知らされたのか警戒心が高く無闇に突っ込んでも来ねえ。このままじゃジリ貧だな…何か攻撃に使えそうなスキルがあればまだ良かったが無ぇしな。固有スキルも《自家発電 羞恥》って不穏な名前だし…いや待て、《羞恥》って事は恥ずかしい思いをしたら発動するのか?
〈そだよー。でも恥ずかしい行動や格好をしたらだねー。〉
!?今なんかっ
ガチンッ!
「って危ねぇ!!危うく腕持って行かれる所だった!いやそれよりなんだ今の!?幻聴か!?ついに危ない精神状態なのか俺っ!?」
〈まだ正常だから安心してねー。〉
「また聞こえた!これはアレか!所謂ナビ子さんとかお助け機能か!」
〈いや全然違うから…というよりもナビ子ってダサいし…。正解は君をこの世界に連れてきた菩薩だねー。〉
「おおおおおっ!?(ガヂンッ!!)っと!」
〈話す余裕無さそうだから君の固有スキルの詳細だけ言っとくよー。あ、後で僕が居る空間に精神を招待するから来てね。ごめんだけどコレは強制だからね?
さて、では君の固有スキルがどんな物か教えてあげよう!君の固有スキル《自家発電 羞恥》は君が(恥ずかしい) (お婿にいけない) (穴があったら入りたい)とか思ったらステータスを3つ、任意で上げられる事が出来るんだよ!因みに何故か分からないけど生命、剛力は勝手にプラス値が付くんだよね。あ!プラス値が付いた状態で更にステータスを3つ、任意で上げられるからチートと言えばチートかな?ここまでは良い?〉
「ああっ!だけど余り余裕が無いからもうちょい手短に頼むっ!」
何せこの蜂共、コンビネーションが格段に上がってやがる!少しづつダメージは与えているけど同じ位こっちもダメージを受けているから正直厳しい
〈なら手短に話すよー。〉
〈黒歴史で固有スキルは使えない。詳しくは後で〉
〈とりあえずピンチぽいから黒歴史で固有スキル使えるようにした。〉
〈さぁ思う存分黒歴史で悶えたまえ!〉
鬼か菩薩っ!!しかし今の状況だと確実にスタミナ負けする…蜂共ローテーションで攻撃し始めたからな。こうなったら覚悟を決めて黒歴史を思い出すしかないか…
〈あ、恥ずかしい黒歴史限定ねー。〉
…黒歴史と現実の二重の意味で死にそう…
閲覧ありがとうございました。